今回のカバーは、その話し合いの席にイラストレーターの名司生（なつき）さんが最初に持って来て下さった案が原型です。最初そのラフを拝見した時は度肝を抜かれました！ 話し合いの後、他にも色付きのアイデアラフ（しかもどれもめちゃくちゃ素敵！）を6パターンも作って下さったのですが、現代日本と山内を上下で区分するという名司生さんのアイデアがあまりに秀逸だったので、最初の案で進めて頂くことになりました。

　その完成形がこちらです。はいドン！

　カバーにすると裏表紙の一部分にバーコードが入ってしまうのですが、その部分も非常に素晴らしいので隠れてしまうのが本当に惜しいです……！

　そして明日8月8日、第2部開始を見据え、八咫烏シリーズの特設サイトもリニューアルされます！ こちらも、文藝春秋の皆さんがめちゃくちゃ気合を入れて作って下さったものでして、一見の価値ありです。色々なオマケもありますので、是非ご覧頂ければ幸いです！
 

阿部智里（あべ・ちさと）　1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞。17年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。デビュー作から続く著書「八咫烏シリーズ」は累計130万部を越える大ベストセラーに。松崎夏未氏が『烏に単は似合わない』をWEB＆アプリ「コミックDAYS」（講談社）ほかで漫画連載。19年『発現』（NHK出版）刊行。現在は「八咫烏シリーズ」第2部『楽園の烏』を執筆中。

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