
- 2021.10.22
- 特集
今月号の特集は〈小説家への道〉。第101回オール讀物新人賞を発表、伊吹有喜×加藤シゲアキの特別対談も掲載!
文:「オール讀物」編集部
「オール讀物」11月号
ジャンル :
#小説
,#エンタメ・ミステリ
,#歴史・時代小説
10月22日に発売になった「オール讀物」11月号。今号の特集は〈小説家への道〉と題して、第101回オール讀物新人賞を発表、歴代受賞者の最新読切短編も勢ぞろいしています。さらに第8回高校生直木賞を受賞した伊吹有喜さんと加藤シゲアキさんの特別対談も収録しました。

オール讀物新人賞は、今回から歴史時代ジャンルに特化してリニューアル。応募総数992篇の中から、安部龍太郎さん、門井慶喜さん、畠中恵さんの三人の選考委員が選んだのは、出崎哲弥さんの『装束ゑの木』です。明治時代の東京を舞台に、新聞ジャーナリズムの草創期が描かれ、時代の「空気」を的確に描写した点が高く評価されました。

新人賞の歴代受賞者では、デビュー作から続く赤川次郎さんの「幽霊シリーズ」と石田衣良さんの「IWGP(池袋ウエストゲートパーク)」最新作、今年でデビュー20年目を迎えた桜木紫乃さんは北海道を舞台にした短編「谷から来た女」と、新人賞受賞から作家として生き残ったサバイバル経験を赤裸々に告白したインタビューが掲載されています。他にも坂井希久子さん、香月夕花さん、佐々木愛さん、三本雅彦さん、由原かのんさん、高瀬乃一さんもすべて読切でお愉しみいただけます。

さらに綾辻行人さんをはじめ、数多くの作家を輩出してきた京都大学推理小説研究会(通称京大ミステリ研)。本サークル出身の人気作家・円居挽さんと、新潮社の名編集者として多くの作家に伴走し、『書きたい人のためのミステリ入門』(新潮新書)を上梓した新井久幸さんが、「ミステリ」を書くための「10の必勝法」を伝授。小説家を目指す皆さまにとって、役立つ企画を今号にはぎっしり詰めました。
『雲を紡ぐ』と『オルタネート』で史上初の高校生直木賞W受賞となった、伊吹有喜さんと加藤シゲアキさんは、夏休みに全国の高校生直木賞参加者に向けて、オンラインで講演を行いました。自らの作家としての来し方と創作へのこだわりを語り合い、後半は高校生たちの質問に真摯に答えた1時間半は非常に充実した内容で、その内容を誌面でお伝えします。
ほかにも現代小説では、桐野夏生さん、坂木司さん、水生大海さんの短編や、回を重ねるごとに話題沸騰の髙見澤俊彦さんの「特撮家族」の最新話が掲載。関容子さんによる「名優 男×女」のゲストには、今回は11月3日から全国東宝系にて公開の劇場版「きのう何食べた?」で共演している、西島秀俊さんと梶芽衣子さんをお迎えし、撮影現場でのエピソードをたっぷり伺いました。

読書の秋にぴったりの「読み物」満載で今月号もお届けします!
-
【アーカイブ販売中】<オンライン講座>オール讀物新人賞特別企画 「小説家」への道~歴史時代短編書き方講座~参加者全員に「オール讀物」11月号を送付
-
高校生にオススメ! 伊吹有喜&加藤シゲアキ作品 ベスト3
-
[第8回 高校生直木賞全国大会レポート]四時間かけた議論の末“同票”で史上初の二作受賞
-
【速報】第101回オール讀物新人賞が決定しました!
-
第100回受賞者・高瀬乃一さんが語る「オール讀物新人賞への道」
-
「二人で雪まつりに行ったりしていたら『エロスの種子』が大ヒットして…」 桜木紫乃ともんでんあきこはなぜ“女で身を滅ぼすキャラクター”が好きなのか
-
ステイホームのお供に! 2021年上半期の傑作ミステリーはこれだ!【海外編&まとめ】<編集者座談会>
-
劇場版「きのう何食べた?」公開記念 西島秀俊×梶芽衣子 母子役を演じたふたりの撮影秘話!