- 2021.11.02
- インタビュー・対談
「空き地の土管に子猫がいっぱいいて…」マンガみたいな猫の拾い方をした作者が、猫マンガを描くまで
文春コミック
『オレアザラシの食う寝るにゃんこ』フナカワさんインタビュー(1)
出典 : #文春オンライン
ジャンル :
#コミック・コミックエッセイ
遊んでいると友達から「猫見てるよ」と言われたことも
僕が家の裏にある公園で友達と遊んでいると、みーちゃんがベランダからずっとこちらを見ていました。当時は友達から「ふな」って呼ばれていて、遊んでいる最中に「ふなん家の猫見てるよ」って言われたりしたことも。可愛かったですね。外が好きだったんだろうなあ。
14歳まで生きて、亡くなった後は家族全員ロスになってしまいました。学校帰りにペットショップへみーちゃんに似た猫を見に寄ったり、日中にみーちゃんに似た柄の猫を見かけたら、その日の夜、家族一緒にその猫を探しに行ったりして…。その時は自分も20歳を過ぎて全員いい大人だったのに、相当参っていたんだろうな…と思います。
高校卒業後に専門学校に入って、その頃に「チャンミー」という名前の、みーちゃんを元にしたキャラクターを作りました。Twitterのアカウントを作ったのは学校の卒業展示の最終日でした。文化祭でチャンミーのグッズを作って売っていたので、ある程度みんな知ってくれていたみたいで、最初から30~40人くらいフォローしてくれていたんです。それで頑張ろうって思ったのかな。卒業して会社員になったあとも並行して描き続けていました。
単行本に収録したマンガにも描きましたが、みーちゃんの優しいところがチャンミーにも出ていたら嬉しいです。
ーー会社員時代に作ったのが「オレアザラシ」で、よりフナカワさんの分身的な立ち位置ですよね。
はい。今はフリーですが、会社員時代のことを「オレアザラシ」でマンガにしていることもあります。土日疲れて何もできなくてピザを取った話とか、残業の話とか。チャンミーでは描けないことばかりです(笑)。
フナカワさんのコミックエッセイ『オレアザラシの食う寝るにゃんこ』は11月10日に発売です。現在予約受付中。
こちらのコミックエッセイに収録している連載「あざらし、猫をかう。」も一部公開中です。
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