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「CMに入ると赤ちゃんが心配でドキドキしてしまって…」 日テレ・永井美奈子元アナが“テレビから完全に離れる”までの“迷い”

「CMに入ると赤ちゃんが心配でドキドキしてしまって…」 日テレ・永井美奈子元アナが“テレビから完全に離れる”までの“迷い”

長野 智子,永井 美奈子

『全力でアナウンサーしています。』(吉川圭三)刊行記念座談会

出典 : #文春オンライン
ジャンル : #エンタメ・ミステリ

長野 テレビ局の看板の大きさを、フリーになった瞬間に感じますよね。そして32歳のときに、アメリカに行く決断をしました。

永井 あの決断には驚きました。

長野 夫が海外転勤で6年間、ニューヨークに行くことになったんです。彼は日本に残って仕事を続けていいと言ってくれたのですが、報道という目標に挑戦する最後のチャンスだ、と。すべての仕事を断って、渡米を決断しました。海外赴任が終わる6年後が2001年と聞いて、「21世紀になって戻ってきたら、私のことを誰も覚えていないだろうなぁ。でも今よりも自分自身を好きになっているはずだ」と、思いながら。

永井 ニューヨーク大学大学院で学んでいた長野さんに会いに行きましたよね。

長野 そうそう。一緒に食事をしていろいろ話したよね。

 

永井 私が会社を辞めるか辞めないかくらいの時期でした。同じころに、上司から「永井は踊り場のない階段を上り続けてきたからな」と言われたことを覚えています。長野さんの学ぶ姿に刺激を受けて、私も「いったん仕事を離れて充電をして、いろんなことを吸収しよう」と思ったんです。少し先になりますが、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科で勉強をすることもできました。

結婚、出産、子育てと仕事。

長野 永井さんがフリーアナウンサーをしながら出産をしたのはいくつのときでしたか?

永井 36歳ですね。こうみえて、テレビの仕事は命がけでやっていたんです。

吉川 働く姿を見ていたからよく知っています。

「世界まる見え!テレビ特捜部」「恋のから騒ぎ」などを手掛けた吉川圭三さん

永井 その「命がけ」が影響したのかもしれないんですけれど……。第一子を産んだ1か月後に、愛子様がお生まれになって、ご生誕記念の特別番組の司会として復帰させていただいたんです。実家の両親や主人にもサポートしてもらって、万全の態勢で臨んだのに、本番中は集中出来るのですがCMに入ると、赤ちゃんが無事か心配でドキドキしてしまって。「何かにはさまれてけがをしていないか」「ちゃんと息をしているか」ということばかりが頭に浮かんで。生放送が終わると、猛スピードで家に帰ったんです。

単行本
全力でアナウンサーしています。
吉川圭三

定価:1,540円(税込)発売日:2022年05月24日

電子書籍
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発売日:2022年05月24日

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