本の話

読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア

キーワードで探す 閉じる
「CMに入ると赤ちゃんが心配でドキドキしてしまって…」 日テレ・永井美奈子元アナが“テレビから完全に離れる”までの“迷い”

「CMに入ると赤ちゃんが心配でドキドキしてしまって…」 日テレ・永井美奈子元アナが“テレビから完全に離れる”までの“迷い”

長野 智子,永井 美奈子

『全力でアナウンサーしています。』(吉川圭三)刊行記念座談会

出典 : #文春オンライン
ジャンル : #エンタメ・ミステリ

長野 そんなことがあったんですね。

永井 そのときにいろんなことを考えました。

 スタッフのみなさんが懸命に準備して、それを最後に仕上げるのがアナウンサー。責任の重い仕事なんです。それを「子供のことを気にしている」状態で続けていくのは、仕事にも、子供のためにもよくないな、と思って。

永井美奈子さん「CMに入ると、赤ちゃんが無事か心配でドキドキしてしまって…」

日本に帰国する決断

吉川 子育てを最優先にする決断をしたんですね。その逸話は、小説『全力でアナウンサーしています。』のなかでも、使わせていただきました。仕事と結婚、出産、育児というのは、とても大切な問題ですよね。

永井 仕事はキャリアを重ねることで、うまくバランスがとれますが、子育ては、親の思い通りにはいかないことの連続です。私は不器用でしたから、両立は難しかったですね。アナウンサーって真面目な人が多いので両方完璧にやろうとして壁にぶち当たる事があるのかもしれない。

長野 すべてのテレビの仕事から離れる、という決断に後悔みたいなものはある? というのは、すごく悩んだんじゃないかなぁと思って。女性アナウンサーはテレビの仕事が大好きで、世間が思っているよりも、全力で取り組んでいると思うんです。そのなかで、仕事か育児か、どちらかを選択しなくちゃいけない、というのは、大変な決断だと思うんです。

永井 それが正しかったかどうかは、死ぬときになってみないと分からない。上手に両立している人も沢山いるので、人それぞれに最良の選択肢があると思いますけれど。

 

 長野さんのすっぱり仕事を辞めて渡米した決断も、凄かった。でもそこで充電したことが次のステップに繋がりましたよね。

吉川 日本に帰国する決断はどんなタイミングだったのですか?

長野 テレビ朝日の方がわざわざニューヨークまで来てくれて、「ザ・スクープ」のキャスターのオファーをしてくださったんです。報道の仕事をするために勉強していたので「キター」って、夫を置いて帰国しました(笑)。

永井 そこから「報道ステーション」や「サンデーステーション」など、まさに報道を舞台に戦ってこられましたよね。

単行本
全力でアナウンサーしています。
吉川圭三

定価:1,540円(税込)発売日:2022年05月24日

電子書籍
全力でアナウンサーしています。
吉川圭三

発売日:2022年05月24日

プレゼント
  • 『踏切の幽霊』高野和明・著

    ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。

    応募期間 2022/11/25~2022/12/02
    賞品 『踏切の幽霊』高野和明・著 5名様

    ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。

ページの先頭へ戻る