- 2023.10.18
- 特集
「好きは生きるパワーだ!」「こんなにも身近に科学ってあったのか」。伊与原新さんの青春科学小説『宙わたる教室』を読めばきっと前に進める。
『宙(そら)わたる教室』(伊与原 新)
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
『月まで三キロ』や『八月の銀の雪』など、科学の美しさと日常を重ねた作品で、人気の伊与原新さん。10月20日に発売される最新作『宙わたる教室』は、定時制高校の科学部を舞台に、抱える事情も年代も様々な科学部メンバーが、紆余曲折を経ながら、壮大でユニークな実験に挑みます!
実在の定時制高校の快挙に着想を得たという、この<青春科学小説>には、発売に先立って見本版を読了した皆さまから、驚くほどたくさんの感想をいただきました。全国から届いた熱いメッセージの一部を紹介していきます。(第3回/全5回予定)
紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん
最初はバラバラだったみなさんの心が、お互いの事情や苦しみを知り、「学校」という場所で同じ目標に向けて切磋琢磨していく姿に心を打たれます。
自分自身があきらめなければ夢は輝き続けるという温かな勇気をいただきました!
少年少女が自分の心に向き合い、少しずつ前進し、成長していく満天の星空のような煌めきがあふれる青春小説。
読み終えた後、「好き」は生きるパワーだ! と思い切り叫びたくなりました!!
未来屋書店明石店 大田原牧さん
科学は苦手。でも、夢中で読んだ。こんなにも身近に科学ってあったのか。
面白いと感じる事が、知識と経験を超えて、すごい原動力になる。
好奇心が科学を進歩させてきた。科学って、面白い!
まっさらな子どもたちが、新しい世界をどんどん吸収していく、切り拓いていく。
その実験過程が、わたしには眩しくもあり、羨ましくもあった。
希望的仮説が一気に抜き去られた瞬間は、爽快だった。
知的好奇心をくすぐる、最高の青春小説だ。
こんなところにも科学への扉はあった。やっぱり、読書って最高だ!
マルサン書店サントムーン店 原田里子さん
家庭環境や様々な事情を抱えるのは全日制・定時制の生徒に変わりはありませんが、年代や職業の違う背景を持つ仲間との接触は、化学反応を起こし、無限の可能性と期待を持たせてくれます。
彼、彼女らの集大成は涙で拍手を送りました。
「準備室」で可能性と期待を蓄え、世間のレッテルを跳ね返して未来を歩む、夜の教室の同級生たちに、自分を諦める前に己を信じて歩んでいきたいと伝えたいです。
蔦屋書店和歌山市民図書館 川崎貴子さん
じんわり、そしてめちゃくちゃ胸が熱くなる本でした。何度も目頭を押さえました。
いつだって挑戦できる、誰だって可能性を秘めているって、表向きは思っていても大人になると「そうは言ってもな、現実はな」など言い訳を先に考えてしまってなかなか前に踏み出せない。そこに向かって進んでみれば何かが変わるかもしれない。
夜の教室にこんな胸アツ情景があろうとは思ってもいませんでした。
六本松 蔦屋書店 峯多美子さん
淡々とさりげなく進む物語だが、何度か嗚咽を漏らしてしまうほど、胸にグッときた。
自分の気持ちとは裏腹に何かを諦めざるを得なかった人。
諦めることすらなかった人。
そういう人に届いてほしい心に燈を灯す希望の書。
紀伊國屋書店天王寺ミオ店 木曽由美子さん
私が本を読むのは、新しいことを知りたいから。
そんな単純なことに気づかせてもらいました。
学びたいという気持ちがあれば、人は生き方さえも変えられる。
そんな希望に満ちた優しい作品でした。
未来屋書店新茨木店 田口絵麻さん
何歳になってからでも、学ぶ事は遅くない!彼らに教えてもらった気がします。
もう、年齢が若くないし……や、勉強は苦手だったし…、って言い訳ばかり、たくさんしてきたけど、熱い思いにより成し遂げた7人に感動しました。
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「今まで読んだ中で一番好きな青春小説」「心に青空が広がるような作品」。伊与原新さんの青春科学小説『宙わたる教室』にワクワクが止まらない!
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「科学と青春と、人との縁がまばゆい」「読後の多幸感がすごかった」。伊与原新さんの青春科学小説『宙わたる教室』は私たちの物語。
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【10/27(金)20:00~21:00】 伊与原新さん『宙わたる教室』×額賀澪さん『青春をクビになって』発売記念オンライントーク
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直木賞候補作家インタビュー「科学の真実に触れて変わる景色」――伊与原新
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「津波監視システム」を実現せよ! 変動帯に生きる日本人必読の理系小説
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額賀澪の最新刊『青春をクビになって』 第1章を丸ごと無料公開
2023.09.08ためし読み
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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