結婚は「始まり」に過ぎない。今も昔も――
あらすじ
「好きでもない女と結婚するのは絶対に嫌だ」「自分たちは宮家に生まれて、あれこれ苦労した」「あの女王さまでは、子どもをお産みになることは出来ないでしょう」――。
さまざまな立場に葛藤する皇族を描いた5つの短編には、読む者を圧倒する”心の内”が綴られる。これまで描かれたことのない、衝撃の短編集。
*
妹の友人に恋焦がれ、ようやく結婚目前まで漕ぎつけた久邇宮朝融王は、彼女にまつわる“ある噂”を耳にし、強引に婚約を破談にした。その後、別の宮家の子女と結婚したものの……(「綸言汗の如し」)
徳川家の若き未亡人・実枝子は、喧嘩の絶えなかった夫・慶久が妾との間に遺した子に愛情を注げず苦悶していた。思い起こせば、あの頃は本当に幸せだったのに。(「徳川慶喜家の嫁」)
まもなく結婚の沙汰が下るのではないかというある日、久邇宮家の息子たちは声を潜めて話していた。「内親王はご免こうむりたい」――(「兄弟の花嫁たち」)
九条家の子女・節子は15歳の時に嫁いだ。のちの大正天皇の后(貞明皇后)である。夫は妻を顧みないにもかかわらず子ばかりが生まれ、節子は悲しみに歯を食いしばる。(「皇后は闘うことにした」)
貞明皇后の秘蔵っ子・秩父宮に嫁いだ勢津子もまた、皇后によって選び抜かれた秘蔵の嫁だった。だが、2人の間に子はできず、秩父宮も病を得てしまう。(「母より」)
発売ラインナップ (2024/12/01~2024/12/07)
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- タイトル
- すばらしい!! 日々!
- 著者名
- アンジェリーナ1/3
- 発売日
- 2024/12/05
- 作品紹介
- 父の死、母との葛藤、不登校……自伝的エッセイ
バンドGacharic Spinのメンバーでラジオでも人気の著者が綴った愛と喧騒と笑いと涙の日々。神田伯山氏との対談も収録。
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- タイトル
- 暗号の子
- 著者名
- 宮内悠介
- 発売日
- 2024/12/05
- 作品紹介
- 愚か者どもの言うことは、すべて無視しろ!
暗号通貨、SNS、小説執筆AI……不愉快なテクノロジーのもと、それでも生きようとする人間の「優しさ」を見つめる作品集。
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- タイトル
- 皇后は闘うことにした
- 著者名
- 林真理子
- 発売日
- 2024/12/06
- 作品紹介
- 結婚は「始まり」に過ぎない。今も昔も――
望まれたのは孕みやすい体だったのか、と涙ぐむ皇后は立ち上がる。「女の帝」になるため……。高貴な結婚の「その後」を描く短編集。
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「人間は齢を取れば取るほど幸せになるようにできている」朝倉かすみ×和田秀樹
プレゼント
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『李王家の縁談』林真理子・著
ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。
応募期間 2024/12/4~2024/12/11 賞品 『李王家の縁談』林真理子・著 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。