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「遠田潤子の新境地」と話題沸騰の新刊『ミナミの春』を読んだ書店員さんの声……「叫びたい!! 浪花節だよ! 人生は!」

「遠田潤子の新境地」と話題沸騰の新刊『ミナミの春』を読んだ書店員さんの声……「叫びたい!! 浪花節だよ! 人生は!」

書店員さんからの応援コメント#2


ジャンル : #小説

『ミナミの春』(遠田 潤子)

紀伊國屋書店梅田本店 奥野菜緒子さん
たった一度のボタンのかけ違いで、二度と元の関係には戻れなくなってしまうことはある。そんな人生の脆さや切なさ、運命に抗おうとする人々の健気さにもうどうしようもなく感情移入してしまった。彼らにとって、どうかちょっとでも世界が優しくありますように。困ったひとも多いけれど、困っているひとには手を差し出さずにはいられない。そんな大阪の愛おしいところが形になった小説でした。

田村書店吹田さんくす店 村上望美さん
まるで壮大な舞台劇を見たような、素晴らしい群像劇でした。これでもかとミナミを詰め込み、そして織り上げられた作品の完成度たるや。成功、挫折、人情、人生、いろいろな人の魂が込められた作品。ぜひとも地元大阪の人に読んでほしい。

BOOKSえみたす富士吉原店 望月美保子さん
ちょっと冷たい物言いも裏を返せば愛情の証か。ボケとツッコミの絶妙なテンポが唸るお笑いとは真逆に言い表せないもどかしさと感情に蓋をしてやり過ごす日常を生きている。素直になれないジレンマがお互いを苦しめ、互いを理解した時に流す涙が切ない。
ミナミの春は人情味に溢れ笑いと涙に包まれてまたその季節を迎える。
胸の奥が暖かくなる一冊でした。

くまざわ書店調布店 山下真央さん
悲しさも悔しさも、あたたかさも巡り巡っていることが伝わってくる作品でした。
自分が苦しんだ時、誰かに支えられた。また自分は他の誰かを支えていく。
そんなあたたかさが連鎖している。東京とはまた違う、ミナミならではのあたたかさがこの作品なのかなと思いました。

紀伊國屋書店高槻阪急スクエア店 北辻祥子さん
令和の今から昭和を思い出しながら読める群像小説でした。
大阪の街の移り変わりが詳細に描写されていて、大阪人にはぐっときますね。私はSONYビルが出てきたのがうれしかったです。
そして高槻市民はほぼキタで遊ぶからミナミに詳しくないのとても同意。
泥臭くて暑苦しくて一生懸命、人生の酸いも甘いも通過して、たくさんの桜吹雪が目に見えるような大団円のラスト。この小説を読んで、大阪人が「やっぱ人情最高やな!」とか言ってもっと暑苦しくならないか心配です。ユニバはクール・ジャパンやのに……。

正和堂書店 猪田みゆきさん
大阪に生まれた時から住んでいて、それでも長いことミナミのことはよう知りませんでした。私の知ってるミナミは新喜劇くらいのものでした。
結婚をして、作品にほんの少しだけ登場する森ノ宮に数年住んでやっと少しずつミナミともお友達になれたような気がしている今日この頃。だから、昔のミナミは想像、イメージしかありません。
でも、きっとあったんやろうな。そう思わせてくれる家族たちの物語。
作品個々はバラバラでも最後に真珠のネックレスのように綺麗な繋がりになる素敵な作品。
読んだらきっとあなたもこの春ミナミに行きたなります。

未来屋書店武蔵狭山店 柴田路子さん
叫びたい!! 浪花節だよ! 人生は!
人生どん底でもなんとかなるさ、そう思わせてくれる人情物語。
お笑いのネタ帳かと思うくらい、面白くて温かくて泣いてしまっても笑ってしまう。昔懐かしい過去から現代へ、辛い事があっても希望が持てる優しい世界だった。
禅の言葉、深い意味で心に残ります。1章と6章は涙涙でした。

未来屋書店入間店 佐々木知香子さん
自分の好きを認めてくれる人がひとりでもいてくれたら、それは極上で最上!
人生谷あり山あり泣き笑い、笑いがちょっと多いと幸せだなぁ。
昭和から令和まで、人とは愛しいものですね。 

高坂書店 井上哲也さん
遠田潤子さんの新たなる代表作。
浪速節の似合う、大阪ミナミの人間味あふれる群像劇。
1995年の大阪昭和町から始まる本作は、本年度3月の万博開幕を来月に控えた当地で幕を閉じる。
六つの連作短編の底に流れるのは、大阪らしいお笑いであり、情にあつい関西人ソウルである。
いずれの物語も心に染みて、読む者を優しい気持ちにさせ、瞼を熱くさせては涙をあふれさせる。
脳内風景は幸福の桜色、気分は最高である。
間違い無く五つ星の大傑作!

六本松 蔦屋書店 峯多美子さん
まっさらな状態で読み始めたら、涙が止まらなくなるくらい心に沁みる話ばかりで、読みおわるのが寂しかった。
人生って浪花節なんですかね、やっぱり。
ままならなくても、後悔してることがあっても、それでもなんとか踏ん張って生きていく。
その先にはきっと何かが待っていると思える心が温かくなる作品でした。

単行本
ミナミの春
遠田潤子

定価:1,980円(税込)発売日:2025年03月06日

電子書籍
ミナミの春
遠田潤子

発売日:2025年03月06日

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