| 書名(かな) | はくろたつ |
|---|---|
| ページ数 | 304ページ |
| 判型・造本・装丁 | 四六判 上製 上製カバー装 |
| 初版奥付日 | 2025年09月10日 |
| ISBN | 978-4-16-392014-6 |
| Cコード | 0093 |
玉照院の師弟は〝やんごとなき秘密〟を抱えていた――
天明飢饉の傷痕いまだ癒えぬ比叡山延暦寺に、失敗すれば死といわれる〈千日回峰行〉を成し遂げようとする二人の仏僧がいた。
歴史に名を残すための闘いは、やがて業火となり叡山を飲み込んでいく。


1983年、兵庫県生まれ。会社員。2025年、本作『白鷺立つ』で第32回松本清張賞を受賞しデビュー。
第32回松本清張賞を受賞した住田祐(すみださち)さんの『白鷺(はくろ)立つ』。比叡山延暦寺に伝わる、命懸けの仏道修行〈千日回峰行〉に挑む二人の僧侶の姿を描き、異様なエネルギーを湛えた本格歴史小説です。 選考委員の森絵都さんからは「命を賭して荒行に挑む僧たちの、煩悩にまみれた胸奥――この稀有なドラマに魅せられた」、小川哲さんからは「憎しみ合いながら、それぞれが生きる意味を問う物語。ラストには心を打たれた」と激賞された本作のよみどころなどを、住田さんご自身が語ってくれました。
◇ 🎙 ◇
今回のゲストは直木賞作家で松本清張賞の選考委員も務める作家の小川哲さんと住田祐さん。住田さんは『白鷺立つ』で第32回松本清張賞を受賞され、作家デビュー。松本清張賞の選考委員を務める小川さんは、『白鷺立つ』を受賞作に推したおひとりでした。 空想を交えながら過去の出来事を浮かび上がらせる「歴史小説」というフィールドで活躍するお二人に、作品の背景やそれぞれがもつ「小説法」をお伺いしました。※こちらの音声の動画は文藝春秋PLUSでご覧いただけます。
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2025年の松本清張賞を『白鷺(はくろ)立つ』で受賞し、9月に単行本デビューした住田祐(すみだ・さち)さん。失敗すれば死という過酷な修行〈千日回峰行〉を題材にした、鮮烈なデビュー作を「素晴らしい筆力。160キロの速球を見た」と激賞したのが、2013年に『等伯』で直木賞を受賞した安部龍太郎さんです。住田さん自身もこの『等伯』に深い感銘を受けていたことから、大ベテランと大型新人の対談が実現。おふたりが「歴史小説への挑み方」を熱く語り合いました!
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選考委員、激賞!
この稀有なドラマに魅せられた
ラストには心を打たれた