- 2015.09.12
- インタビュー・対談
この本の取材をして、味にうるさい夫から
「うまい!」と褒められるようになりました!
「本の話」編集部
『まめこの 知ってそうで知らなかった! 料理のきほん丸わかり』 (まめこ 著)
ジャンル :
#趣味・実用
まめこ 「Part 2 調味料となかよくなろう♪」では、調味料について描きました。もともと調味料は好きでいっぱい持っていたんですけど、この取材のあと、またいろいろ買ってしまって、引き出しが大変なことに(笑)。
野田 砂糖や塩みたいに普段よく使っている調味料にも「へ~っ」と驚く裏話が満載で、取材していて面白かったですよね。まめこさんの描かれた、調味料を擬人化したイラストレーションもかわいかったです。
まめこ 「Part 3 目指せ☆段取り上手」のページで、料理家のワタナベマキ先生に教わったことは、今も本当に役立っています。夜ごはんって夜の時間にしかつくっちゃいけないと、なんとなく思いこんでいたんです。でもこの取材をしてからは、朝や昼の空き時間にストックおかずをパパッとつくっておくようになって、夕飯をつくるスピードがグンと上がりました!
野田 私も「野菜はまとめて洗って、まとめて切る」とか「使う調味料は先に全部出しておく」とか、このときの取材で学んだ“ちょっとしたこと”で、時短できるようになりました。
まめこ 「Part 4 ホームパーティを開こう!」の章も、とても勉強になりました。結婚して家族や知人が増えて、家に人を招く機会が増えていたんですが、いつも同じメニューだったんです。たこやきパーティとか(笑)。
野田 自分たちが新婚だったもので、この本には「新婚の奥さんがブチ当たりそうな課題」をたくさん盛り込みましたよね。でも、最近は独身の人もマメに自炊したり、家飲みしたりしていますし、一人暮らしの人が読んでも楽しんでいただけると思います。
まめこ このホームパーティのページは、フードコーディネーターのまちやまちほ先生に私の自宅まで来ていただいて、撮影したんです。そのことも思い出深いですね。
野田 まめこさんのお家にあった食器もつかって撮影しましたよね。
まめこ それが嬉しかったです。あるものを生かして素敵なテーブルにしてくれて、さすがプロは違うな、と。各章のそれぞれの先生から、今でも役立つことをたくさん教わりました。
野田 イラストや漫画を描くとき、こだわったことはありますか?
まめこ 私自身、小難しい本が苦手なので、できるだけわかりやすく、楽しく描こうと心がけていました。「イノシン酸」とか難しい説明を描く際も、なるだけ図解で楽しく見せるように工夫したり。
野田 取材して得た膨大な情報を、まめこさんがわかりやすいストーリーにしてくれたので、すごく面白く読めました。取材メモを見返しながら「この話がこういう漫画になったんだ~」と。
まめこ もったいないと思いつつ、読みやすさを優先するため泣く泣く削った話もたくさんあります。全部入れちゃうと文字だらけになってしまうので……。
野田 あと本当の現場では、材料がもっとバラバラに置いてあったりしたんですけど、まめこさんが使う順番に並べ替えて描いてくれたので、漫画を読んで料理をつくってみようとなったときに、再現しやすくなっていると思います。
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