- 2015.08.11
- 特集
新世代作家が壮大なスケールで描く 華麗な和風ファンタジー「八咫烏シリーズ」
『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』『黄金の烏』『空棺の烏』
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
用語解説
山 内(やまうち)
山神さまによって開かれたと伝えられる世界。この地をつかさどる族長一家が「宗家(そうけ)」、その長が「金烏(きんう)」である。東・西・南・北の有力貴族の四家によって東領、西領、南領、北領がそれぞれ治められている。
八咫烏(やたがらす)
山内の世界の住人たち。卵で生まれ鳥の姿に転身も出来るが、通常は人間と同じ姿で生活を営む。貴族階級(特に中央に住まう)を指して「宮烏(みやがらす)」、町中に住み商業などを営む者を「里烏(さとがらす)」、地方で農産業などに従事する庶民を「山烏(やまがらす)」という。
招陽宮(しょうようぐう)
族長一家の皇太子、次の金烏となる「日嗣の御子(ひつぎのみこ)」若宮の住まい。政治の場である朝廷の中心地「紫宸殿(ししんでん)」ともつながっている。
桜花宮(おうかぐう)
日嗣の御子の后たちが住まう後宮に準じる宮殿。有力貴族の娘たちが入内前に后候補としてここへ移り住むことを「登殿(とうでん)」という。ここで妻として見初められた者が、その後「桜の君(さくらのきみ)」として桜花宮を統括する。
谷 間(たにあい)
遊郭や賭場なども認められた裏社会。表社会とは異なるものの独自のルールが確立された自治組織で、幹部の住処に「地下街(ちががい)」がある。
山内衆(やまうちしゅう)
宗家の近衛隊。養成所で上級武官候補として厳しい訓練がほどこされ、優秀な成績を収めた者だけが護衛の資格を与えられる。
勁草院(けいそういん)
山内衆の養成所。15歳から17歳の男子に「入峰(にゅうぶ)」が認められ、「荳兒(とうじ)」「草牙(そうが)」「貞木(ていぼく)」と進級していく。
羽林天軍(うりんてんぐん)
北家当主が大将軍として君臨する、中央鎮護のために編まれた軍。別名「羽の林(はねのはやし)」とも呼ばれる。
登場人物相関図
画:苗村さとみ
阿部智里(あべ・ちさと)
1991 年群馬県生まれ。2012 年早稲田大学文化構想学部在学中、20歳という史上最年少の若さで松本清張賞を受賞。14年早稲田大学大学院文学研究科に進学。著書「八咫烏シリーズ」は全国の書店からも熱い支持を得てベストセラーに。
-
『赤毛のアン論』松本侑子・著
ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。
応募期間 2024/11/20~2024/11/28 賞品 『赤毛のアン論』松本侑子・著 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。