2 『三匹のおっさん』有川浩
還暦くらいでジジイの箱に蹴りこまれてたまるか!
武闘派2名と頭脳派1名のかつての悪ガキが自警団を結成。痛快冒険活劇です
主人公は還暦前後のおっさん達。そのおっさん達が町内に潜む悪を次々と斬っていくのがとても面白かったです。読んでいて、ハラハラしたり、笑ったりと自分が物語の中に入って、おっさん達の仲間になったような気分になりました。これからのおっさん達の活躍に期待しています!(千葉県)
仲良しのおじさん三人がマルチ商法に引っかかってしまう老人や二世帯住宅による家族のかかわりなど、私たちの日常でもありえる問題をおじさん流に解決していく姿が面白くて何度も読み返してしまう、まさに噛めば噛むほど味がでるスルメのような小説です。この現代にこんな風に働きかけてくれるようなおじさんがいないこと。それ以上に近所との交流が希薄化している私たちの生活も浮き彫りになった気がしました。(愛知県)
一番のお気に入りキャラはノリこと有村則夫おじさん。地味で大人しそうに見えて、やることはとことん過激なとこが好きです。事件を解決する方法も、綺麗事じゃなくてちゃんと考えさせてくれたり、感動させてくれるし、おじいちゃんと孫とかお父さんと娘とかの微妙な関係もすごくよく伝わってきます。イラストもかわいいです。(鳥取県)
格好いいというのは単に身なりだけで決められるものではあるまい。たとえ小さくても少々乱暴でも娘への愛情が強すぎても、何かに一生懸命になって何かを必死に守ろうとできる人間はそれだけで格好いいものだ。三匹のおっさん、その数え方に必死になって足掻くおっさんの力強さを感じた。有川さんは私の価値観を変えてくれる--知らないことを、本を介して教えてくれる。周りを見渡してみれば、今日もきっと格好いいおっさんがいる。(東京都)
現代の問題に切り込んでいくおっさん達……なんてかっこいい中年なんだろうと思わずにはいられません。サイドメンバーの物語の展開もたまらない! 家族も辟易するくらい頑固で強烈なおっさん達が、街の悪をなぎ倒していくスタンスがカッコよかった。(栃木県)
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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