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高校生が選んだ「文春文庫」人気作品ベスト30

高校生が選んだ「文春文庫」人気作品ベスト30

文藝春秋90周年記念事業 高校図書館「文春文庫」プレゼントより

出典 : #文春文庫
ジャンル : #歴史・時代小説

3 『容疑者Xの献身』東野圭吾
単行本刊行時のミステリベスト1と各賞を総なめにした名作。運命の数式、命がけの純愛が生んだ犯罪。福山雅治主演のガリレオシリーズ

映像化の折に手にとってみたのだが、読み始めたら止まらなかった。これほどまでに深い愛を、僕は知らない。人は、愛する人のためにここまで出来るのか。真相が明かされたときの衝撃。間違いなく僕の中の一位。(鹿児島県)

ガリレオシリーズの中ではとても有名な作品なのに、読んだのは最近でした。石神さんと似ている先生が私の高校にいて、私的に人物をイメージしやすい作品でした。また、天才VS天才という感じで楽しめたのですが、それでも犯罪は暴かれてしまうのだと、少し怖くなりました。図書委員の中でもこの作品は評判がよく、満場一致で一位に決定しました。(高知県)

巧妙に計算された犯罪を解決する側、される側の両方から見るというのはタネがわかっていて、つまらないかと思ったら、むしろその逆でとても面白かったです。また最後の最後に「まさか!」という展開があり、決して届くことのない想いの為、殺人の罪を被るというのは、とても切なくて涙が出ました。愛と罪って似てるかも?!(神奈川県)

石神の言葉でこんなものがありました。「もし容疑者に出会っていなかったら、自分は今頃死んでいた」…この言葉は頭の中に強く残っています。そこまで、人を深く愛し、自分の人生を投げ出してまで、愛する人を守ろうとする石神の姿に、とても感動しました。ストーカーのような行為は確かに嫌ですが、そんなに愛してもらえたら、それがたとえ、地味で変わり者の天才数学者だとしても、嬉しいと思います。この話は推理小説ですが、友情と愛情も感じることができました。また読みます。(東京都)

意外な結末と容疑者の献身的な姿に感動しました。ガリレオシリーズの中でも一番好きです。読んでいてとてもドキドキした。(京都府)

4 『探偵ガリレオ』東野圭吾
突然、燃え上がる若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、幽体離脱した少年……。天才科学者が常識を超えた謎に挑む連作ミステリ

私は『探偵ガリレオ』を読んで東野圭吾さんの作品にはまってしまいました。この作品は、物理学者の湯川が物理の知識と並外れた推理力で難解な事件や事象を解き明かす、という話です。「物理の知識」なんて難しそうだと思う人もいるかもしれませんが、湯川による解説はとても分かりやすく、専門的な知識が無くてもすっと話に入り込めて、気軽に読むことが出来るのです。どの話も通常では考えられない殺害方法や不可能だと思える殺人事件、超常現象のような事柄が出てきて、これをどう解決していくのだろう……とつい胸を弾ませてしまいます。(三重県)

自分が興味を持たない限り、捜査協力をしない「ガリレオ先生」、湯川学。警察がお手上げの不可解な事件を、科学で解き明かしてゆくそのさまはとても痛快で、ページをめくる度に胸が高鳴りました。ドラマではわからない登場人物たちの心情や、カットされた場面など、原作ならではの面白さがありました。(福島県)

突然燃え上がる頭、池に浮かんだデスマスク、心臓だけ腐った死体……・・。説明のつかない難事件を物理学で解決していくさまが何度読んでも面白い。物理学というと難しそうだが、トリックが分かりやすく解説されているので、理数系が苦手な私でも理解できることに驚いた。他のガリレオシリーズも読んでみたい!という気にさせてくれる1冊だった。(宮城県)

この本に入っていた5つの事件のすべてが、不思議でおどろくべき理科的なトリックが使われているので、解けなくてもくやしくないミステリーでした(笑)。(兵庫県)

身近に起こった事件を科学で解決していく湯川には、科学者としてのプライドだけでなく、発達していった科学のせいで、人殺しができるようになってしまった事に対する、責任感もあるのではないかと思いました。この本は、人類に火を与えたことにより処罰されたプロメテウスのように、科学によって害を被る人もいるという事を伝えたいのだと思います。(兵庫県)

【次ページ】次は第5位~第6位作品の感想です

 

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