![第3回 ほぼ実話の札幌からロケ現場のワクワク感を知ったあの撮影所まで](https://b-bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/0/b/1500wm/img_0b201a168b880eca9604af9dd1f695bb95648.jpg)
北海道・札幌――亀岡の動きは、ほぼ実話
第2話「雪国ノワール 札幌」。札幌へは仕事で、コカ・コーラ工場の見学に行ったんですね。1月で、すごく寒くて。飛行場降りたら、マイナス17度でした。
仕事のあと、亀岡になった気分で、ひとりで雪の中、うろうろしたんですが、あまりにも寒いんでサウナに行きました。サウナは何軒もあって、どこも豪華でよかったなあ。どこに行こうか、すごく悩んだ覚えがあります。
![](/mwimgs/4/c/1000wm/img_4c00c6311893a92695302b562f7e78f914583.jpg)
さっぽろテレビ塔で、ほんとうに写真を撮られましたね。「いや、いらないです」って言ってるのに、「さっぽろテレビ塔!って大きな声で言ってください」と。ソフトクリームもうまそうだったんですよ。牛乳の味が濃くて、美味しかったんですけど、寒くて。なにしろマイナス17度ですからね。ちょうど、雪まつりを準備している時期で、なにかキャラクターの雪像を作っていた。それで「マントラくん」を思いつきました。
亀岡になったからには、酒場には行かなくては、と思って、ひとりで焼き鳥屋と、大衆酒場に行ったんですよね。
酒飲む前に、本屋に入って、深沢七郎の『みちのくの人形たち』を買いました。家に同じ本を持ってるんだけど、「ああ、ここでこれ、読みたい!」って思って。旅先でどうしても読みたくなる本って、あるじゃないですか。その場所で、その気分に浸るっていうのかな。
ひとりで酒場に入るのも、酒を飲みたいんじゃなくて、そこにいる自分を俯瞰してみたいのかもしれません。
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