ネットを使わない人が珍しい世の中になりました。この記事をご覧の皆さんも、毎日パソコンやスマホを見ている方ばかりでしょう。
でもなんだか疲れてしまい、「ネットから離れてみたい」と思うことはありませんか?
メールが来たら相手へすぐに打ち返さないと気が焦る、スマホが手元にないと不安になる……情報の波の渦に巻き込まれ、LINEやメールでのやりとりに追われ、気の休まることのない日常――勇気を出して、ネットの洪水からちょっと離れてみましょう。3日間がムリならば、3時間でも、30分でも、3分でもいい。自分のできる範囲で設定すれば良いのです。
本書は活字の力を信じ、人一倍本を愛する芥川賞作家・藤原智美さんが、「今こそネットでつながるのではなく、リアルな人間関係を築こう」と、様々な角度からその想いを綴った名著です。藤原さんは言います。私たちは、文章の行間に深く埋め込まれている目に見えないことばを「思考力」「想像力」を使って探し出すのだ、と。思考力・想像力こそ、AIにはない、人間が持つ独自の力です。
読者の皆さんにもぜひ、この本の扉を開いていただき、「ことば」について考えるきっかけになれば、これ以上の喜びはありません。
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