阿部　そして七位が白珠、二十三票。白珠は、コミカライズの三巻がこの間出たばっかりなんですけど、ようやく今までの意地悪な暗い女の子から脱却して彼女の良さが出て来たところです。これ、開催する時期が早いなり遅かったりしたら結果もちょっと違ってたんじゃないかな。時々「これは白珠のボーイフレンドかな？」って思うような愛のこもったコメントも入ってまして、大変面白かったです。

　六位がちょっとこれ意外ですね。真赭の薄、三十一票。個人的にはもうちょっと上に行ってもいいかと思ったんですけど。白珠に続き、第一巻のお后選びの候補だった一人です。取り敢えず超美人です。気も強い。最初は世間知らずなお嬢さまだった彼女が、シリーズを通して段々と成長して行く姿を見せることが出来たんじゃないかなって思っていたんですけど、六位でしたね。これはやっぱり、コミカライズの読者さんの層と原作を読んでらっしゃる層とで結構票が分かれたところなのかな？ 中間発表の時に二位に食い込んでたのが、これまたお后候補のあせびというキャラクターなんですけども。あせびはコミカライズだとちょっとまだ分からないんですけど……本当に、ええーと、うーーん。

（場内笑い）

阿部　一筋縄ではいかない子なので。最初の方は「かわいいー！」って大量に票が入って一時期順位が上がったんですけど、今になってぐっと下がり四位があせびです。三十七票ですね。真赭の薄と六票差になってます。さらに笑えることに、若宮も同じく四位、あせびと同票です。

（場内笑い）

阿部　今この紙（手元の結果が書かれたメモ）で若宮とあせびが仲良く隣に並んでるのはちょっと笑えますね。最初に比べると、だんだんと分かるなって順位に落ち着いてきてはいるんですけど。

　次に三位が、最後のお后候補、浜木綿です。私、浜木綿のことは勝手に「イケメン女子」と呼んでいます。絶対に女子高だったらバレンタインのチョコをかなり獲得して帰ってくる系ですよ。しかもホワイトデーに、大量のカップケーキが入った箱をどんっと足元に置いて「みんなバレンタインデーはありがとう。これ自由に取って行って」って言う感じかなって思ってるんですけど。あ、私の女子高時代、実際にこういう先輩がいたんですよ。いやー、今思うと凄い世界でした。まあ、浜木綿が三位なのはちょっと分かるかなって思います。

　次が二位、四十五票、澄尾です。澄尾ってどういうキャラクターかって言いますと、地味ーな子なんですよ。コミカライズだとまだちょい役としか出てなくて、本編終わってもそこまで快刀乱麻の活躍をするような感じの子ではないのでどうなるかなって思ったんですけど。最近じわじわと熱烈なファンというか、愛情を持って下さっている方がいるみたいで。これ付箋で投票してるんですけど、何故か某キャラクターとかは顔とかにべたベた貼られてるんですけど、澄尾は非常に愛情深い貼り方をされてて。

（場内笑い）