阿部 恐ろしい所です。文春さんは。

萩原 もしかすると読者でない方もいらっしゃるかもしれません。ざっと阿部さんから八咫烏シリーズの世界を説明してもらったらいいんじゃないかと。

阿部 因みに読んだことあるよって方、教えてくれますか?

(場内挙手)

阿部 あ、結構いらっしゃいますね、じゃあ(世界観の説明は)大丈夫かな。了解です。

 まずは皆さん、今日は天気のあまり良くない中、御足労いただきまして本当にありがとうございます。ちょっとでも皆さんとこの一時が楽しい時間になるよう頑張りますので、よろしくお願い致します。

(場内拍手)

阿部 今回の企画展についてなんですが、正直、初めてお声掛けいただいた時には「もう?」って凄いびっくりしたんですよ。群馬県出身の方だと分かると思うんですけど、この文学館さんって社会科見学で来ることが非常に多くって、私も小学生の頃かな、一回来たことがあって。いや、二回くらいかな? その時にも「ああ、私はいつかここに並んでやるぞ」って闘志を燃やしてたんですけど、まさかデビューしてたった七年目でこうした企画展を開いていただけるとは、夢にも思っていませんでした。皆さんもう企画展はご覧になられたでしょうか? ああ、ありがとうございます。関係者の皆さん、良い企画展にしたいって思いがとても強くって。ほんとはこのスタンプラリーもやる予定じゃなかったんですけど、某コミカライズの漫画家さんが――実は今、会場にいらっしゃるんですけどね。

萩原 ははは!

この作品の特設サイトへ