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『罪人の選択』貴志 祐介

『罪人の選択』(貴志 祐介)

MORIOKA TSUTAYA 佐々木さん

貴志先生の新作すごく楽しみにしてました。ありがとうございます! すごくおもしろかったです! 64年のヒントにはヤラれました。読み切れなかったです……64年のシーンで46年の結末が分かるのに、46年のシーンに戻ると「このあとどうなるんだろう??」というなんとも言えない緊迫感‼! すごかったです。タイトル「罪人の選択」この言葉深かったです。佐久間、満子にとって罪人は生か死かの選択を迫られますが、彼ら2人には罪人として生きていかなければならない選択を迫られていたのだと思います。2人は最後までわずかながらも希望を持っていたのではないでしょうか……。満子が語る最後「さようなら」が罪人として生きていく決意の言葉に思えてなりません。

旭屋書店 アトレヴィ大塚店 北川恭子さん

「罪人の選択」うならされました。心理描写の巧みさ……時間がたつことで起こることの凄さ。巻頭のお言葉の「希望を描こうと思ったら、まず背景を絶望で塗りつぶさなくてはならないのです。」には過去にお書きになられ、私の読ませていただいた作品を思い返しました。

富士江崎書店 内山英治さん

1946年と1964年二つの時代を同時に進行し、「選択」というものを通して人間を描いていておもしろかったし、推理もしました。他の短編集も読みたくなりました。

くまざわ書店 本厚木店 原口賀尚さん

生死を分ける選択をせまられる人物を同じ環境状況の中に置いて、18年間の時間差をとって同時進行で描く。そのスリリングさに引き込まれました。

未来屋書店 福津店 栗原栞さん

「罪人は間違った選択をするもんなんだよ」この一文を読んだときドキッとした。心に疚しいところがある者は勝手に裏を読み、獣道に迷い込むらしい。確かにそうかもしれない、と思った。最初から最後まで、どのように話が転ぶのかわからずとても面白く読んだ。罪人でない方、選択を迫った者らはどちらもしたくてしているわけではなくて、許したい、この苦しみから解放されるためには許すことだと頭ではわかっているが、感情がそれをゆるさなくてジレンマに苛まれている。きっと罪人の選択によって一番もの悲しく、やり場のない思いを抱えるのは選択をせまった方なのだろうと思った。

別所書店 別所信啓さん

貴志氏の豊富な知識にうらうちされた本格的な一編にまさしく読みだしたら一気でありました。全編とも読みたくなるハイクオリティーと感じます。楽しみです。

罪人の選択貴志祐介

定価:本体1,600円+税発売日:2020年03月27日


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