高知蔦屋書店 吉野理枝さん
面白く読みました。罪人=人の生きることへの執着が緊迫感のある二択生み出したように感じられました。人を信用することができないから罪人になるのか。小賢しく考えるから罪人になるのか。罪人は自分自身で罰を与えた。と感じました。
喜久屋書店 千葉ニュータウン店 堀一星さん
私の読書の原点、貴志祐介。今こうして書店員をしているのも貴志祐介作品があったから。新作、待ちに待ってました。ありがとうございます。「罪人の選択」生と死をかけた二者択一に邪心と邪推が入り乱れ……こんなにもゾクゾクとハラハラを味わえる本が他にあるだろうか。短編なのに、密度の濃い時間が長く、とても長く流れます。
くまざわ書店 南千住店 阿久津武信さん
罪人とはいえ他人に「生死の選択」を迫れるのは、やはり死をくぐり抜けてきた為、生きていても許せないことがあるのだろうと思った。しかしながら死にゆく者もまた、許されぬことをわかっている気がした。
紀伊國屋書店 佐賀店 鳥居清香さん
磯部武雄が防空壕に連れられていくのと同じように私もおそるおそる物語の中に足を踏み入れました。生と死を賭けた選択、銃口を向けられているとはいえ、本気でなりふりかまわず暴れれば逃げ出せそうで、しかし実際はドラマや映画のようにはいかないでしょう。そんなギリギリの緊張感がリアルで読み進めていくうちに、こちらも姿勢を正していました。自分だったらこの短時間で決められるのかを想像してみますが頭がぐるぐるして気が狂いそうになるばかりです。武雄と黒田正雪の心情はこんな生半可なものではなかったでしょう。できれば自分にはこんな試練が来ない事を願うばかりです。
ジュンク堂書店 広島駅前店 木村麻里子さん
貴志祐介さんの作品を読むのは初めてでした。最初から最後まで自分がこの暗い壕の中に追いこまれているような、胃のあたりをきゅっと締め付けされるような気持ちで読んでいました。とにかく、どこまでも嫌な予感しかしない……。「罪人は必ず間違った選択をする」というのが論理的に考えての選択だっただけに、呪いの言葉のようにも思えて頭にずっと残っています。
ジュンク堂書店 松山店 木﨑麻梨子さん
はい! 絶対買います!! 昔手放してしまった(ゴメンナサイ。)『ISOLA』を、どうしてもまた読みたくなって昨年買いなおしました。全く色褪せておらず、今度こそ永久保存します。今作も読者がこの物語に興味があろうとなかろうと関係ない。読書中一瞬の隙も与えず、ひたすら集中させて読ませきってしまう。貴志さんの文章ストーリーは別格すぎです。最初から最後までずっと鳥肌もんでした!!
-
『赤毛のアン論』松本侑子・著
ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。
応募期間 2024/11/20~2024/11/28 賞品 『赤毛のアン論』松本侑子・著 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。