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全国の書店員さんより、驚きと戦慄の声 続々届いています!

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『罪人の選択』貴志 祐介


ジャンル : #エンタメ・ミステリ

『罪人の選択』(貴志 祐介)

ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん

死を賭けた究極の選択、容赦ないこのスリル、それも時空をこえて繰り広げられる慟哭、怒り。自分の犯した罪を真に悔いる者には見極められる。まるで自分が試されているかのように苦しい。まさかラスト、そうくるとは! そんなことだったとは! 呆然としてしまった。自分は罪深き人間なのか? “目には目を”をこうも苦しく提示されるとは! ものすごく苦しく面白く、読み応えがありました。自分は選択ができませんでした。「青の炎」の希望とは全く違うようで、共鳴するものもあるようで、深い小説でした。

ブックスタジオ 大阪店 渋谷宙希さん

「罪人の選択」を読ませて頂きました。うーん、さすがです! としか言えません。時代を越えて行われた罪人による選択を同時に描き、ラストにはさすがのドンデン返し。

宮脇書店 佐沼店 千葉遥さん

すぐに引き込まれました! とても面白かったです。ずる賢い、自分のことしか考えていない人間はいかに自分の良いように事が運ぶかしか考えていないから論理的に物を見る力はあってもその人が発した言葉の意味、真意はくみとれないのかな……とも思いました。男女でも答えが分かれそうな二択だなとも思います。無論、こんな二択を迫られるような状況に陥りたくはないですが(笑)これからも貴志さんの作品、楽しみにしています!! 貴重な読書体験をいつもありがとうございます。

紀伊國屋書店 広島店 藤井美樹さん

やっぱり流石です。この後味の悪さ! ホラー文庫の「Isola」から読んでずっと好きです。ミステリ作品よりSFの方がダーク度が高いですよね。なので「罪人の~」のひねくれ度を考えると、他の3編がとても楽しみです。それにしても、男たちの小賢しいこと! 過去も現代両方とも自分に都合のいいように女の気持ちを利用して~~~。

丸善 博多店 篠﨑里絵さん

一つの選択が生きるか死ぬかを決めるストーリーにハラハラさせられました。過去と交じり合う謎とき、そしてそれによって導かれた選択。罪人は生きるのか死ぬのか。

有隣堂 藤沢店 佐伯敦子さん

やはり貴志さん面白い! リーダビリティはさることながら、このグイグイ感は貴志さんならではです。久しぶりに「やはり貴志ミステリは最高だ!」と感じました。ありがとうございました。この選択は、間違っているのか? 人生いつもささいなことで選択をせまられますが、裏の裏まで読むと結局もとの場所に戻り、で、どうなるのかまさにいきつくところはそこです。“安定の面白さ”といっても過言ではなく、東野圭吾と並んで当代のトップミステリ作家だなあとあらためて思いました。

ジュンク堂書店 名古屋栄店 柿田紗代子さん

終戦の翌年に三人の男、佐久間、浅井、磯部は防空壕にいた。東京オリンピックの年にその子ども黒田、満子も同じ場所にいた。そこで同じやり方で生と死を賭けた選択をする。必ずどちらかが生き残りどちらかが死ぬ緊迫した極限の選択に背中に冷や汗を感じながら読みました。貴志祐介さんの『天使の囀り』を読んだときのことを今でも忘れられません。爪痕が残るくらいの衝撃と永遠のトラウマになりました。こんな怖いのにおもしろくて、私は小学生でしたが気づいたら朝になっていて寝てないのに興奮冷めないまま学校へ行ったのを覚えています。早苗も線虫の感染者や上原少年への生と死の選択を最後に迫られています。

単行本
罪人の選択
貴志祐介

定価:1,760円(税込)発売日:2020年03月27日

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