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オール讀物新人賞への道 受賞作家への10の質問(2)

オール讀物新人賞への道 受賞作家への10の質問(2)

文:オール讀物編集部

嶋津輝(第96回受賞『姉といもうと』)

嶋津輝

Q.新人賞への応募の動機は?

A. 書いたものがどのように評価されるのか知りたかった。

 

Q.小説家になるための準備はしましたか?(小説家講座の受講や具体的な期間など)

A. 小説教室に5年ぐらい通いました。

 

Q.過去に新人賞への公募はどのくらいしていましたか?

A. 十数回(主に純文学系)。

 

Q.受賞作のアイディアはどこから浮かびましたか?

A. とても素敵な女性を知って、こんな人間を描きたいと思ってモデルにしました。

 

Q.「オール讀物」新人賞の執筆期間は?

A. 2カ月ちょっと。

 

Q.応募する時に気をつけたことは?

A. 印刷はインクジェットではなくレーザープリンターで。あとは家から一番近いポストに投函する。

 

Q.受賞の知らせを聞いた時は? 受賞してから単行本化までの苦労は? 

A. 柄にもなくハートウォーミングな作品で受賞してしまったので戸惑った。単行本化までの3年間は長いとは感じなかったけれど、その間、小さなことに一喜一憂することに疲れた。

 

Q.子供のころからの愛読書は?

A. 「メアリー・ポピンズ」シリーズ、「エコエコアザラク」(怪しげな道具を使いこなす女性に憧れを感じる)。

 

Q.最近気になったエンタメ作品は(映画・ドラマ可)?

A. アメリカのドラマ「THIS IS US」。まだお父さんの死の真相にたどり着いていない。

 

Q.今後の作家としての抱負 

A. 一筋の光のような小説が書きたい。


佐々木愛
1986年秋田県生まれ。青山学院大学文学部卒。2016年「ひどい句点」で、第96回オール讀物新人賞を受賞。『プルースト効果の実験と結果』が初の単行本。

嶋津輝
1969年東京都生まれ。2015年「カシさん」が、第1回林芙美子文学賞の最終候補に残る。16年「姉といもうと」で、第96回オール讀物新人賞を受賞。『スナック墓場』が初の単行本。


>>オール讀物新人賞 応募ページはこちら

単行本
プルースト効果の実験と結果
佐々木愛

定価:1,485円(税込)発売日:2019年09月12日

単行本
スナック墓場
嶋津輝

定価:1,540円(税込)発売日:2019年09月12日

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