単行本

第167回(2022年)直木三十五賞

夜に星を放つ 窪美澄

1,540 (税込)
発売日2022年05月24日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ヨルニホシヲハナツ
ページ数 224ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年05月30日
ISBN 978-4-16-391541-8
Cコード 0093
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第167回(2022年)直木三十五賞

夜に星を放つ 窪美澄

1,540 (税込)
発売日2022年05月24日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ヨルニホシヲハナツ
ページ数 224ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年05月30日
ISBN 978-4-16-391541-8
Cコード 0093

人の心の揺らぎが輝きを放つ

かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。

コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。学校でいじめを受けている女子中学生と亡くなった母親の幽霊との奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」、父の再婚相手との微妙な溝を埋められない小学生の寄る辺なさを描く「星の随に」など、人の心の揺らぎが輝きを放つ五編。

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担当編集者より

窪美澄さんはデビュー作『ふがいない僕は空を見た』以来、社会の網の目からこぼれ落ちた人、また家族をはじめとした周囲の人との軋轢を抱えて生きざるを得ない人々の心を掬い上げた小説を書き続けてきました。
この短編集に登場する人たちは、それぞれにかけがえのない人間関係を失ってしまった人たちです。そして、それでもなおまた人と繋がりたいと願う人たちでもあります。
心の揺らぎが照らし出す世界を是非ご覧ください。

著者

窪 美澄

1965年東京生まれ。2009年「ミクマリ」で女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞。受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また同年、同作で山本周五郎賞を受賞。12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞、19年『トリニティ』で織田作之助賞を受賞。22年『夜に星を放つ』で直木賞受賞。その他に『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『夏日狂想』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『ルミネッセンス』など著書多数。

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