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綾崎隼『ぼくらに噓がひとつだけ』 全国から感涙の声続々!

綾崎隼『ぼくらに噓がひとつだけ』 全国から感涙の声続々!

才能を決めるのは、遺伝子か環境か? 運命と闘う勝負師たちの物語。


ジャンル : #エンタメ・ミステリ

『ぼくらに噓がひとつだけ』(綾崎 隼)

『死にたがりの君に贈る物語』で2021年第1回けんご大賞ベストオブけんご大賞を受賞した綾崎隼さん。いま最も“心に刺さる”物語を紡ぎ出す書き手の最新作の舞台はプロ棋士養成機関の奨励会。天才少年たちの友情、ライバル関係、そして背負わされた運命との葛藤を描く青春ミステリ。

発売前から書店員のみなさんより熱い反響が寄せられました。すべてご紹介できないのが残念ですが、どのご感想も作品の熱を伝えてくださっています。


山﨑裕也さん(明屋書店MEGA平田店)

いつもプルーフを拝読したあと、感想をお送りする際は「何か上手いことを言ってやろう」と企ててしまうのですが、今作は素直に「この本を読めて、本当に良かった」と感じました。書店員にあるまじき感想かもしれませんし、脈絡もないかもしれないのですが…
『千明・京介の「本当の親」は誰なんだろう、いや待て、そもそも「本当の」って何だ?』と考え始めたらもうこの本の虜でした。仕事中も、家で娘の顔を見るときも、自分の両親と顔を合わせる時さえこの本の続きが気になって仕方がありませんでした。
そしてあの結末です。驚愕必至じゃないですか!! 遼平や曽根崎一門の格好良さは勿論「戦士は雨の日になくのだろう」というセリフや厚仁にもう一度将棋の楽しさを教えた大学のメンバーもそう。何から何までエモい! もう「書店員にあるまじき」でも良い。この本を読めて本当によかったです! ありがとうございました。スペースが全然足りません!

福原夏菜美さん(未来屋書店碑文谷店)

今まで読んだ綾崎先生の作品で一番好きです。
毎回綾崎先生の新刊が出るたびに言っているような気がするのですが、本当にいつも今までの最高を越えてきます。
自分たちの親が違うかもしれない。違っていればこの自分の才能にも説明がつく、納得がいく。
彼らの葛藤が手に取るように伝わり、真相に辿り着いた時は声が出ませんでした。
二重三重に重なる想い、何が嘘で何が真実なのか。こんなに切ないどんでん返し、いいんですか。読み終わったあとに自分の心に残ったこの気持ちを大切にしたいと思いました。

鈴木沙織さん(ジュンク堂書店藤沢店)

若い……というか幼いともいえる棋士たちの青春を捧げた日々と、産まれた病院の小火による取り違えの疑いの謎が絶妙に絡み合って展開していく、まさしく爽やかではないほうの青春ミステリーで、この後どうなっていくのだろう? 犯人は? とハラハラ考えながら裏切られ、本当に夢中でページをめくっていました。
家族のあり方、向き合い方と出会う人との縁。人は色々な方向から影響を受けて生きているから、最後はひとりで立ち向かう将棋に感情を揺さぶられ魅せられるのかもしれませんね。
要所要所で、才能は遺伝なのか環境なのか問いかけてきますが、最後の2人の切ない決断で、すべてではないだろうけど、やはり才能は遺伝なのかもしれないと感じつつも、環境でありたゆまぬ個人の努力であってほしいと願わずにはいられませんでした。
一足早く読ませていただきありがとうございました。

大瀧裕子さん(須原屋コルソ店)

とても面白かったです! 冒頭に睦美さんの赤ちゃん入れ替えと火事を起こさせると思われるシーンがあったのでそのつもりで読んでいると……
思った通りの鑑定結果が出たその後の展開がこちらの予想を越えていて、ただもう言葉もなく涙がこみあげてきたのでした。
確かにあれ? と思わせる箇所が何点もありましたが、気が付かずに千明君…それは…なんて思った自分の何て浅はかなことか…。
できれば、いつか真実を厚仁さんにだけは告げて欲しい(告げるでしょう)。
子どもたち二人が難しい年頃であるにもかかわらず、まわりをしっかり見て考えられる実にしっかりした、そしてとても良い子たちであっという間に読み終わりました。
読めて良かったです!

實山美穂さん(文信堂書店長岡店)

プロローグから2人は取り違えられたのか、という問題をつきつけられ緊張が走りました。語り手を変えながら続けられる物語に読む手を止められず、辿り着いた結末は驚きとともに安堵で読み終えました。
将棋のルールもよくわかってない私ですが、棋士たちの物語にはいつも興味を覚えます。この作品は家族小説でありながらミステリーとしても読み応えありました。カッコウは誰なのか、モズは誰なのか、ぼくらの嘘は何だったのか。気持ちがもう少し落ち着いてから再読したいと思います。少年たちの青春でもあり、親たちにとっての青春も終わりを告げられ、全員が前を向くための嘘がこんなにもすごい物語になるとは、読み終えてもショックです。少年たちの未来が明るいことを望みます。

伊藤奈穂子さん(紀伊國屋書店セブンパークアリオ柏店)

前半は睦美のままならない人生に共感してしまって読むのが辛くなりましたが、後半からは二転三転する展開に一体何が真実なんだ? と一気読みでした!
(今日も仕事なのにどうしても止められなくて、睡眠時間3時間……)
読み終わった後にタイトルを見返して、そういうことかー! と。
“ぼくら”なんですね。
将棋×ミステリー 師弟、親子、友情、昇級、病気、恋愛、それぞれの想いに溢れ、せつなくて、やさしい嘘も大切にしたい感情だと思いました。
『盤上に君はもういない』もすごく好きでしたが、今回は更に上を行く面白さでした!
個人的には飛鳥さんにまた会えたのも嬉しかったです。
素敵なお話をありがとうございました。

迫彩子さん(蔦屋書店嘉島)

一緒にいて、自分も相手も成長できる、最高の友だちで最高のライバル。
そんな京介と千明の関係に、将棋の勝敗以上の未来が広がっていることを期待させてくれるラスト、とても心揺さぶられる物語でした。
2人がひとつの嘘を共有しており、京介と千明の間に嘘はそれ「だけ」だと、猜疑心を一掃してくれるタイトルの潔さにも助けられました。
与えられることの方が多いように感じてしまう京介から、千明は何を得ていたのか。厚仁の過去で厚仁が遼平と出会い友を得た様子がなければ分からなかったかもしれません。
将棋の才能は遺伝子では決まらないと言われても、運命という言葉と同じで人は信じたいものを信じてしまうと思います。自分の育ての親が取り違えの犯人だと確信しても、その後の現実に対処し、自分の思い描く未来に駒を進め結果を手にした千明の言葉は、人生訓として将棋の世界だけでなくあらゆる人に刺さるはずです。「自分の頭で考えて努力」することの孤高の強さとゆるぎない信念に自分の弱さを痛感しました。とても面白かったです。

今井美樹さん(くまざわ書店新潟亀田店)

新生児の取り違え……私も息子を産んだとき、そうされそうになった経験があり、とても気になる内容でした。才能があっても、やっぱりそれを開花させるのは、家庭環境もあるけど、必ず環境がいい=開花ではないとも思っている。
本人のやる気とタイミングと、可能性。
子どもの立場になって、親の立場になって、様々な想いをめぐらせながら楽しんで読みました。
結末は、予想のはるか先を行くものであり、真実の真実に余韻をかみしめました。
自分と友人、自分と家族を守るための嘘に切なさと希望が残る、爽やかなミステリでした。

山本智子さん(文真堂書店ビバモール本庄店)

素敵だー! そしてタイトル! まさにその通り! なんてことだ!!
将棋に興味がある人もない人も、全ての人に是非読んで欲しい!
傑作誕生ですね!
大切なものは遺伝子なのか、環境なのか…。
永遠の命題に取り組んだこの作品。余すことなく味わって欲しい。そして、何が大切なのか。それぞれの想いを胸に、立場や過去、現在未来。想像の翼を羽ばたかせてほしい。京介と千明に明るい未来が訪れますように。

相羽美保子さん(谷島屋ららぽーと磐田店)

登場人物が皆魅力的で引き込まれてしまいました。特に国仲遼平さんが素敵で、厚仁に感情移入して一喜一憂しました。
何かを志し、挫折した経験を持つ多くの人には身に沁みる場面も多かったです。そしてグッとくる言葉も幾つもありました。
「楽しむというのは最も素晴らしい勉強法のひとつだ」共感しました。
「将棋が強いより、優しい人の方が偉いよって。」涙出てしまいました。
三組の友情が軸になっていますが、やはり人を好きになれること自体幸せなことで、それがお互いというのはとても幸せでいいな~、特に男性陣二組は最高のライバルでもあり羨ましく思いました。自分も時間は好きな人や物と過ごしたり考える為に使いたい!と前向きな気持ちにさせて貰えました。多読ではありませんが今年読んだ本のなかで一番好きです。

単行本
ぼくらに嘘がひとつだけ
綾崎隼

定価:1,760円(税込)発売日:2022年07月25日

電子書籍
ぼくらに嘘がひとつだけ
綾崎隼

発売日:2022年07月25日

プレゼント
  • 『いけないⅡ』 道尾秀介・著 

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