あの歌声が再び聴ける日
「何がみんなにとっての正義なんだろう?」
2022年12月、中森明菜は公式HPでファンに問いかけた。
そして、こう続けた。
「自分で答えを出すことに覚悟が必要でしたが、私はこの道を選びました」
表舞台から姿を消して5年あまり。彼女の歌手人生は、デビューした1980年代を第1幕とすれば、混迷の第2幕を経て、これから第3幕を迎えようとしている。
「お金をね、持っていかれるのはいいんです。でも一緒に心を持っていかれるのが耐えられないの」
1990年代に入り新事務所を立ち上げてレーベルも移籍した頃、雑誌のインタビューで打ち明けていた。
孤高にして寂しい――。
不朽の名曲「難破船」を提供した加藤登紀子は、明菜をそう表現した。
自らの道を進もうとするほどに孤独になっていく「歌姫」の肖像
発売ラインナップ (2023/4/9~2023/4/15)
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- タイトル
- こんばんは、太陽の塔
- 著者名
- マーニー・ジョレンビー
- 発売日
- 2023/04/10
- 作品紹介
- 異国の地で奮闘する、アメリカ人女性の青春小説
少女時代から陶芸家を志すカティアだが、恋人でもある師匠と決裂。日本は大阪に渡り、語学教師として悩みつつも新たな生を模索する。
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- タイトル
- 東大野球部には「野球脳」がない。
- 著者名
- 文藝春秋編
- 発売日
- 2023/04/10
- 作品紹介
- 野球エリ―ト軍団に、東大生は勝てるのか?
文武両道はいらない。打撃、盗塁、投球術などの「個の力」を磨きあげて、甲子園のスターたちと戦った。それでも何かが足りなかった。
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- タイトル
- 中森明菜
- 著者名
- 西﨑伸彦
- 発売日
- 2023/04/11
- 作品紹介
- あの歌声が再び聴ける日
デビュー四十周年で新事務所を立ち上げたが、未だに姿を見せないのはなぜか。八〇年代をリードした稀代のアーティストの実像を描く。
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- タイトル
- 沖縄有事
- 著者名
- 牧野愛博
- 発売日
- 2023/04/11
- 作品紹介
- 中国は必ずやって来る。備えはあるか!
プーチンのウクライナ侵攻の次は、習近平の台湾だ。元米軍司令官が「6年以内」と指摘した極東有事。日本の準備は出来ているのか。
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