軽音楽部で輝く女子高校生たちの青春と、その10年後の現在を描く青春バンド小説、金子玲介さんの『私たちはたしかに光ってたんだ』(通称『わたひか』)が4月9日に発売となりました。
本作の発売に先立って、中学生・高校生のみなさんとの『わたひか』読書会イベントが開催されました。著者の金子玲介さん同席のもと、中高生は『わたひか』をどう読んだのか、生の声を聴かせていただきました。
◆軽音部員も“10代のリアル”に共感!
参加してくれた中高生のなかには、『わたひか』の主人公たちと同じく軽音楽部員もおり、音楽や部活動の描写に「自分たちと同じだ!」という声が上がりました。
金子さんご自身も高校1年生の1年間だけ、軽音楽部に所属。ギターボーカルを務めていたそうです。その後は同時に所属していた合唱部の活動に本腰を入れ、なんと全国大会にまで出場! そうした部活動の仲間たちとの会話が本作の描写にも活きています。
『わたひか』の主人公・瑞葉はベース担当ですが、瑞葉視点で演奏シーンを書くために金子さんはベースを購入し、冒頭でさなぎいぬが演奏するチャットモンチーの「シャングリラ」という楽曲を一通り演奏できるまで練習した、というエピソードも披露され、会場は驚きに包まれました。身体的な実感があるからこそ書けるシーンもあるのだとか。
もちろん音楽は軽音楽部員以外にも大切なもの。音楽とともに生きる10代からも共感が語られました。
演奏シーンがすごすぎて何も言えない!
さなぎいぬの曲を知らないはずなのに、頭の中に曲が流れてくる!
国府台女子学院/S・Yさん(高2)
人間関係の描き方に共感した。
三輪田学園高等学校/産形百花さん(高1)
普段の会話など、高校生の解像度がすごい。
三輪田学園高等学校/康希姸さん(高1)
最後の「光」の演奏シーンは、曲と話しているみたいだった。
三輪田学園高等学校/小林ななみさん(高1)
自分もメンバーの一員だと思えるシーンがたくさんあって、
あまり本を読まない私でも楽しめた。
三輪田学園高等学校/山藤早織さん(高1)
◆小説好き・文芸部員からも感嘆!
小説を愛し、そして自分でも小説を書いている中高生からも様々な感想をいただきました。
金子さんは会話文などの「発話」と、人物や行動を描写する「地の文」をはっきりと分けず、シームレスに繋げながら書く独特の記法をこれまでずっと彫琢してきました。『わたひか』でそれが顕著に出るのが演奏シーン。歌われている歌詞と主人公の演奏時の動作や心情を交互に交ぜながら書かれていきます。これまでも数々の音楽小説で、音楽を小説で表すということが試みられてきましたが、金子さんは『わたひか』において、その新しい方法を提示しています。
こうした表現に感銘を受けた小説愛好家の生徒からは、小説執筆についての質問もたくさんぶつけられました。金子さんが小説に目覚めたきっかけが高校の国語の授業で精読した太宰治の『晩年』だったというエピソードや、書いたものを友達に読んでもらって書き直していたというエピソードを聞いていると、作家である現在の金子さんと10代の頃の金子さんが重なって見えてきます。
初めて本で泣きました。
慶應義塾志木高等学校/佐々木聖真さん(高1)
主人公に共感できることも多く、
改めて小説って面白いなと思った。
田園調布学園中等部/Y・Tさん(中3)
それぞれの人生を歩いているみんながかっこいい。
没入感がすごかった。
都立三鷹中等教育学校/Ⅰ・Nさん(中1)
会話の臨場感と歌詞の書き方が印象的でした!
静岡県西遠女子学園高等学校/津田琉々花さん(高1)
中高生のむき出しのアツい感想に、金子さんも文春社員も胸を打たれ続ける素晴らしい2時間でした。
中高生も共感した青春バンド小説『私たちはたしかに光ってたんだ』は絶賛発売中です!
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