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- 2016.09.16
- インタビュー・対談
アメリカ ギフテッド教育に学ぶ、子供の好奇心を伸ばすことの大切さ 石角友愛×本山勝寛
「本の話」編集部
『アメリカ ギフテッド教育最先端に学ぶ 才能の見つけ方 天才の育て方』 (石角友愛 著)
ジャンル :
#ノンフィクション
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本山 石角さんは、今回、『アメリカギフテッド教育最先端に学ぶ 才能の見つけ方 天才の育て方』という本を書かれたわけですが、なぜギフテッド教育の本を書こうと思われたのですか?
石角 うちには6歳の娘と、2歳の息子がいるのですが、娘が3~4歳くらいの時から、親として娘にいろんなポテンシャルを感じ始めたんです。どこの子供さんもそうかもしれませんが、3歳くらいからいろんな質問をするようになり、それが、人はどこから生まれてきたのかとか、一番最初の人間は誰だったのかとか、すぐには答えられない質問ばかり……。また、光や音に対して非常にセンシティブだったり、一回車で通った道はビジュアル的に覚えているようにも思えました。たまたま、教育心理学のプロの友人にその話をしたところ、「ギフテッドの可能性もあるから、早めにそういうプログラムについて調べたほうがいいよ」と言われ、そこで初めてギフテッド教育について知ったんです。
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本山 私も、ハーバード教育大学院に留学したので、「ギフテッド教育」については知っていましたし、アメリカではそれがすごく進んでいると聞いていました。ただ、当時は子供もいなかったので、その時はどちらかというと他人事という感じでしたね(笑)。
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石角 私は、思い立ったら即やるほうなんで(笑)、友達のアドバイスを受けてすぐ、ギフテッド教育についていろいろ調べはじめ、全米天才児協会という大きな協会があると知って、おそらく日本人として初めてそこに入会しました。年に1度開かれるコンベンションにも参加して、様々な研究者にもお会いし、アメリカにおけるギフテッド教育の最先端を学ぶ中で、これは日本の教育の中でも生かすことができると思い、本を書こうと思ったのです。
本山 石角さんの本によると、ギフテッドは、人口の6%から10%いると書かれていますね。突出した才能の持ち主がそんなにたくさんいるというのが意外に思いました。日本だとごく少数の人というイメージですが、そうじゃなく、教育によって伸ばせるギフテッドがそれだけいるという観点が面白いなと思いました。
石角 ギフテッドは直訳すると、「授かりもの」=生まれながらにして突出した才能を持っている子どものことです。ギフテッドには6分野(知性・創造性・芸術性・リーダーシップ・特定の学問・運動能力)があり、どれか一つでもトップの10%に属する能力を発揮できる子供はギフテッドに定義されると言われています。
才能の見つけ方 天才の育て方
発売日:2016年08月26日
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