Q1 執筆を終えて、今のお気持ちは?
難問の数式を時間をかけて解いた爽快感に近い。脱力感はなかった。
Q2 『音叉』を書く前にいくつか小説の構想があったそうですが、どんな内容?
一つはラブストーリー。一つはサスペンス的なもの……もう一つは歴史小説的なもの。
Q3 なぜ、1970年代を小説の舞台にしたのですか?
ネットがない時代の青春群像を、当時のロックと共に描いてみたかったから。
Q4 執筆の場所は?
新幹線、移動の車の中、ツアー先のホテル、楽屋……etc. ……つまり、そこら中。
Q5 作中にコードが出てきますが、ギターを実際に鳴らしたりしましたか?
ギターは弾きません。あくまでも頭の中で鳴っているイメージで。
Q6 他の本を読んでいても、コードやメロディが頭の中に聞こえてきますか?
知っている曲のタイトルが出て来ると、聞こえる時があります。
Q7 執筆のお伴や、気分転換は?
コーヒー。ペリエ。気分転換はパソコンで海外TVドラマ。時々スマホゲーム。
Q8 一日に、原稿用紙何枚くらい執筆していましたか?
一気に書くときもあるし、全然書かないときもあるし……平均値は不明です。
Q9 タイトルの意味は?
共鳴という意味を込めて、人と人が密だったネットがない時代の象徴として。
Q10 主人公の雅彦に一言アドバイスをあげるとしたら?
しっかりせい!
Q11 『音叉』の中で一番好きな女の子は誰?
決められない。男にとって女性は永遠の不思議です。
Q12 筆が止まることはありましたか? 書きづらかったシーンは?
意外に演奏シーン……自分で弾いた方が早いので。
Q13 初めて読んだ思い出の本は?
芥川龍之介『蜘蛛の糸』。以来、蜘蛛は殺せなくなったかも……。
Q14 思春期(中高生)の読書の思い出は?
兄の本棚にあった『戦争と平和』。単行本で上中下だったと思う。小学生の頃から気になっていて、中学で意を決して読み始めたらあまりの登場人物の多さに辟易。ロシアの人名が覚えられず……何度か挫折したあげくに完読。疲労感だけが残った。
Q15 今まで読んだ本の中で、印象に残っているフレーズがあれば。
『異邦人』で主人公のムルソーが殺人の動機を「太陽が眩しかったから」という台詞。
Q16 子供の頃の将来の夢は? 小説家にはなりたかった?
子供の頃、将来の夢なんてなかった。もちろん小説家は無理と諦めていました。
Q17 今、人にお勧めしたい本は?
『音叉』です。
Q18 最近読んで面白かった本、マンガは?
『ドラキュラ紀元一八八八』(小説)、『ヴェルサイユ宮殿』(写真集)。
Q19 締め切りは厳しかった?
厳しいというより痺れた。
Q20 小説を書いて、歌詞の書き方が変わったりしましたか?
歌詞を書くのが新鮮に感じています。
Q21 作曲と執筆に共通点はある? 使う頭の筋肉は違いますか?
曲はイントロがあってAメロがあり、Bメロがあってサビがある。小説も起承転結なので共通点はありますが、使う頭の筋肉は違います。
Q22 チームのTHE ALFEEと、個人の髙見澤俊彦。創作の面白さの違いは?
バンドは調和という名のチームワークのハーモニー。小説は想像と創造の個人的脳トレ。
Q23 桜井賢さん、坂崎幸之助さんには読んでほしいですか?
是非! 半ば強引に渡します。
Q24 スピンオフの主人公にあの人物を選んだのはなぜ?
影の存在に光をあててみたかった。
Q25 ずばり、次回作の予定は?
頭の中でテーマはボンヤリ浮かんでいます……。
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