![「馬」の伝来が歴史を変えた!](https://b-bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/c/a/1500wm/img_ca984c29ff95e72b04abd01d5f683a7799855.jpg)
関東に武士政権を築いた源頼朝、徳川家康。平安時代、関東の独立を目指したと伝わる平将門。東北で黄金文化を開花させた奥州藤原氏。甲斐国(山梨県)の武田信玄。九州南部の島津氏。もちろん例外はあるが、国民的知名度を持つ武将の多くが、黒ボク地帯を軍事的な地盤としていたことがわかる。
さらに細かく見ると、伊勢国(三重県)に黒ボク地帯がある。平清盛を輩出した一族は伊勢平氏と称し、先祖代々の拠点地は三重県にあった。
黒ボク土から見ると、日本列島は大きく二つに分かれていることがわかる。火山帯と重なる黒ボク土が密集するエリア(東日本と九州南部)と、黒ボク土がほとんど見えないエリア(関西、瀬戸内地方、九州北部など)である。
前者では縄文文化が栄え、その後、武士の歴史が展開する。後者は弥生時代から奈良、平安時代へとつづく歴史の中心的な舞台となった。
![](/mwimgs/d/8/1000wm/img_d8daeb547d439e9e62c767b425a6eca4306286.jpg)
前置きはここまでとして、草原育ちの馬の背中にとびのり、日本史の舞台を駆け巡ってみよう。従来とは少し違った視点から、日本列島の風景を楽しんでいただけるかもしれない。
こちらもおすすめ
-
実力より人柄と家柄。こんな人事がなぜまかり通る!?
2019.11.20インタビュー・対談
プレゼント
-
『さらば故里よ 助太刀稼業(一)』佐伯泰英・著
ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。
応募期間 2024/7/9~2024/7/16 賞品 『さらば故里よ 助太刀稼業(一)』佐伯泰英・著 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。