もうすぐ3年ぶりの外伝短編集、『烏百花 白百合の章』が発売となります。先日は、久しぶりに(1年前はほぼ住んでいた)文藝春秋さんに伺って、サイン本と色紙を作らせて頂きました。22日には全国の書店さんに向けて発送が始まるそうなのですが、全国津々浦々にいきわたるにはもう少々時間がかかりそうです。以前は事故や大雨などの影響で配送が遅れてしまった地域もあったようなので、楽しみにお待ち頂いている皆さんのもとに、発売日にはきちんと届きますようにと祈っております……!
すでに見本誌は出来ていますが、今回も作品のニュアンスまで汲み取った、素晴らしい装丁にデザインにして頂きました。残念ながら採用出来なかった案も、毎度のことながら大変すばらしかったです! 名司生さんはある程度案が決まってくると彩色したラフを作って下さるのですが、最後の最後、背景が朝焼けのバージョンも見せて頂き、非常に悩まされました。結局、最初に設定したコンセプト重視で白背景のバージョンとさせて頂きましたが、淡い薄紫の朝焼け、絵として本当に綺麗だったのですよ……。これが表紙ではなく、コンセプトアートとかだったら朝焼けのほうを選んでいましたね。良いアイデアがいっぱいあると、すごく良い第2案を却下せざるを得ないというのが贅沢な悩みです。機会があれば、そういった案も皆さんに見せびらかしたい気持ちでいっぱいです!
4月22日に発売された『オール讀物』5月号、猫特集に私も寄稿させて頂いたのですが、そのイラストも名司生さんにお願いしています。前々回のコラムでドタバタの写真撮影の様子を書いたアレです。もしよろしければ、そちらも合わせてご覧頂ければ幸いです!
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