「質問は答えより大事です。」キリスト教を通して人生の真実に迫る
- 2022.04.27
- ためし読み
質問は、大事です。
質問は、答えより大事です。(知ってましたか?)
質問があれば、答えがみつかる。(たぶん。)
質問がないと、答えがみつからない。(ぜったいに。)
質問があって、答えがみつからないことがある。(よくある。)
質問があって、答えがみつからないなら、その問題を考え続けることができる。これがとっても、大事なんです。
まず、質問しよう
動物は、質問することができない。だから、ものを考えることができない。
人間は、質問することができる。だから、ものを考えることができる。
子どもは、よく質問します。質問するのが面白くて仕方がない。答えなんか、どうでもよかったりする。正しい態度です。
まず、質問しましょう。答えはあとでゆっくりみつければいいんです。
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ところが大人は、あまり質問しません。
たいていのことは、知っていると思っている。
質問すると恥ずかしい、とか思っているひともいる。
学校では、答えをみつける練習ばかりする。しかも答えは、もう決まっている。はい、正解です。こんなことばかりやっていて、質問をみつける練習をしない。
おかげで、ものを考える習慣がなくなる。学校の困った副作用です。みんなと同じことを考えていればいいや、と安心する。
大事な問題は、答えがない
さて、いくら考えても、答えのみつからない質問がある。
実は、大事な問題ほど、答えがみつからない。(そうでしょう?)
もしかしたら、そもそも答えがないのかもしれない。
答えがみつからないと、その問題を考えるのをやめてしまう。(たいていのひとは。)
だから、大事な問題ほど、ほったらかしになっている。
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それでも、どうしても、大事な問題の答えを知りたい場合がある。せめて、大事な問題をどう考えればいいのか、知りたいと思う。(そうでしょう?)
そんなとき、どうするか。そういう問題をずっと、考えているひとの意見を聞きます。本を読みます。世の中には、そういう問題をずっと考えているひとがいるんです。哲学とか、宗教とか。
それで答えがわかるとは限らない。でも、そのひとに質問できる。
質問できるなら、半分、答えがわかったようなものなのです。
教会の出番だ
というわけで、キリスト教の出番だ。
キリスト教は、歴史が長い。およそ人間の考えそうな問題を、全部考えてきたことになっている。教会で質問すれば、なにかわかるんじゃないか。
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ところが、教会では、みんなあんまり質問しません。(私個人の印象です。)
教会は、質問するところではなく、答えを教えてもらうところ、になっている。
大事な質問ほど、怖くて聞けないような気がする。
たとえば、「神さまはほんとにいるんですか?」みたいな。(「いるに決まってるでしょ」、と言われそうだ。)
そう思ってしまって、教会に行かないひともいるかもしれない。
とても残念です。
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