「質問は答えより大事です。」キリスト教を通して人生の真実に迫る
- 2022.04.27
- ためし読み
本書の出番だ
そこで、本書の出番だ。
この本には、あんまり基本的で、たぶん教会では聞けない「おバカ」な質問を集めました。答え(考え方)も、いちおう書いてあるけど、質問してみることのほうが大事。
「おバカ」とは、とっても基本的で、大事で、勇気ある質問のこと。なにをいまさら、と思われがちなので、敬意をこめて、「おバカ」と呼びました。「おバカ」な質問ができるのは、立派なことです。
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いちおう、キリスト教をめぐる質問になってます。
けれども、教会に行かない、キリスト教なんか関係ないや、と思っている人びとに、実は読んでもらいたい。
人間は誰でも、人生を過ごすうちに、答えのない大事な問題にぶつかる。そんなとき、おろおろしないで、自分の考えで前に進みたい、と思う。(ですよね?)その道案内になるのが、「おバカ」質問だと思うのです。
信仰は終点ではなく、出発点
日本では、信仰は、思考停止だと思っているひとがいる。
そうではない。キリスト教の信仰は、神さまと、終わりのない対話を続けることです。答えを教えてもらって終わり、ではない。質問を続けるのです。信仰は終点ではなく、出発点なんです。
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キリスト教では、どんな質問をしても、神さまは怒らない。アブラハムは、神さまと論争をした。預言者モーセは、神さまと論争をした。義人のヨブも、神さまと論争をした。だから、安心して質問しましょう。
なるほど、キリスト教ではそう考えるのか、と思ってもらえれば嬉しい。
なにかの参考になるかもしれない。
ついでに、じゃあ教会にでも行ってみるか、と思うひとがいるかもしれない。(もしかして。)この本を書いた甲斐があったというものです。
(「はじめに」より)
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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