実際、久しぶりの書店回りは大変楽しかったです！

　我々作家は、お忙しい書店さんのお仕事を中断させる形でお邪魔することになってしまいます。毎度、書店回りの際には胸に刻むことですが、訪問を許して頂けること自体が本当にありがたいことなのです。

　今回も名古屋の皆さんには大変丁寧にご対応頂いたのですが、中には以前から八咫烏シリーズを読んで下さっていた書店員さんもいらっしゃり、飾り付けや手作りPOPなども見せて頂きました。

　続きも楽しみにしています、と直接お声がけ頂くと、「よし、じゃあ次も楽しんでもらえる形になるように頑張るぞ！」という気持ちになります。

　途中、切符が消えたり携帯が消えたりバッタがタクシーに乗り込んで来たりと一筋縄ではいかない道行きではありましたが、間違いなく楽しい、良い旅でした！

　ゆっくりショッピングというわけにはいきませんでしたが、なんだかんだ言いながら行く先々でお土産も買えましたし、お菓子などを御裾分け頂いたりしましたので、今は旅の思い出に浸りながらそれらをお茶のアテとして美味しく頂いております。

　楽しい旅で英気を養いましたし、美味しいものもいっぱい食べられましたので、また次の原稿も頑張って行こうと思います！

阿部智里（あべ・ちさと）　1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞。17年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。デビュー作から続く著書「八咫烏シリーズ」は累計130万部を越える大ベストセラーに。松崎夏未氏が『烏に単は似合わない』をWEB＆アプリ「コミックDAYS」（講談社）ほかで漫画連載。19年『発現』（NHK出版）刊行。「八咫烏シリーズ」最新刊『追憶の烏』発売中。

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