2024年1月17日(水)都内にて開催された直木賞選考委員会にて、第170回直木賞に河﨑秋子さんの『ともぐい』と万城目学さんの『八月の御所グラウンド』が選ばれました。
プロフィール
河﨑秋子(かわさき あきこ)
1979年生まれ。北海学園大学経済学部卒業後、ニュージーランドで1年間緬羊飼育を学ぶ。帰国後、酪農を営む実家で従業員と羊飼いをしながら小説執筆を開始。2012年「東陬遺事(とうすういじ)」で第46回北海道新聞文学賞(創作・評論部門)、14年『颶風の王(ぐふうのおう)』で三浦綾子文学賞、16年同作でJRA賞馬事文化賞を受賞。19年十勝管内に転居し、以後は執筆に専念。
〈作品〉『颶風の王』2015年KADOKAWA刊=三浦綾子文学賞受賞、JRA賞馬事文化賞受賞。『肉弾』17年KADOKAWA刊=第21回大藪春彦賞受賞。『土に贖う』19年集英社刊=第39回新田次郎文学賞受賞、第36回織田作之助賞候補、第33回三島由紀夫賞候補、第11回山田風太郎賞候補。『鳩護』20年徳間書店刊。『絞め殺しの樹』21年小学館刊=第167回直木賞候補、第39回織田作之助賞候補。『鯨の岬』22年集英社文庫刊(「東陬遺事」併録)。『清浄島』22年双葉社刊。
万城目学(まきめ まなぶ)
1976年生まれ。京都大学法学部卒。2006年、第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。
〈作品〉『鴨川ホルモー』2006年産業編集センター刊(のち角川文庫刊)。『鹿男あをによし』07年幻冬舎刊=第137回直木賞候補。『プリンセス・トヨトミ』09年文藝春秋刊=第141回直木賞候補。『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』10年筑摩書房刊=第143回直木賞候補。『とっぴんぱらりの風太郎』13年文藝春秋刊=第150回直木賞候補。『悟浄出立』14年新潮社刊=第152回直木賞候補。
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