単行本

第170回(2024年)直木三十五賞

八月の御所グラウンド 万城目学

1,760 (税込)
発売日2023年08月03日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ハチガツノゴショグラウンド
ページ数 208ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2023年08月10日
ISBN 978-4-16-391732-0
Cコード 0093
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書店在庫
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第170回(2024年)直木三十五賞

八月の御所グラウンド 万城目学

1,760 (税込)
発売日2023年08月03日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ハチガツノゴショグラウンド
ページ数 208ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2023年08月10日
ISBN 978-4-16-391732-0
Cコード 0093

第170回直木賞受賞作! 感動、感涙の傑作青春小説

死んだはずの名投手とのプレーボール
戦争に断ち切られた青春
京都が生んだ、やさしい奇跡


女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。
謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。


京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは--

今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない
青春の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る感動作2篇

第170回直木賞を遂に受賞!

目次

十二月の都大路上下(カケ)ル
八月の御所グラウンド

第170回直木賞受賞作!

直木賞選考委員絶賛!!

  • 万城目さんしか書けない奇跡的な小説。――高村薫
  • 日常にふわっと入り込む非日常が、本当に巧みに描かれている。――林真理子
  • うだつの上がらない主人公たちにまんまと感動した!――三浦しをん
万城目学16年ぶりの京都×青春感動作!
あたたかく涙あふれる、永遠の青春小説が、ここに。

感動、感涙の声、続々!

  • ど真ん中なのに未知の変化をする青春小説。
    爽快に打ち取られて思わず拍手しました!  ――坂元裕二(脚本家)
  • まさか万城目学の小説で泣くことになるとは! ――永江 朗(「週刊現代」書評より)

万城目 学Manabu Makime

著者近影

1976年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。2006年に『鴨川ホルモー』でデビュー。同作の他、『鹿男あをによし』『偉大なる、しゅららぼん』『プリンセス・トヨトミ』が次々と映像化されるなど、大きな話題に。その他の小説作品に『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』『バベル九朔』『パーマネント神喜劇』『ヒトコブラクダ層戦争』など、エッセイ作品に『べらぼうくん』『万感のおもい』などがある。


【本の話🎙ポッドキャスト】

著者が語る🎙万城目学さんが『八月の御所グラウンド』で16年ぶりに京都を書く!

万城目学さん待望の新刊は、なんと16年ぶりに京都を舞台に若者たちを描く⁠『八月の御所グラウンド』⁠。表題作と「十二月の都大路上下ル」の二篇からなる、愉快で、不思議で、すこし切ない中編集です。書き上げた時に「ちょっと今までと違う手応えがあった」という表題作には、万城目さん自身のある思い出が色濃く影響しているのだとか。

高校駅伝の全国大会で走る方向音痴の補欠選手、真夏の草野球大会にしぶしぶ出場するポンコツ大学生。彼らが不思議と出会う街=京都を書くことの魅力について万城目さんにたっぷり伺いました。(制作:オール讀物編集部)

◇ 🎙 ◇

オールの小部屋・号外🎙第170回直木賞・万城目学さんの受賞記者会見をノーカット配信!

2024年1月17日、第170回直木三十五賞の選考会が行われました。『八月の御所グラウンド』(文藝春秋)で直木賞に選ばれた万城目学さんの受賞記者会見をノーカットでお届けします。

◇ 🎙 ◇

【話題作🎧試し聴き】『八月の御所グラウンド』(著・万城目 学 朗読・高坂 篤志)

第170回直木賞受賞作! 感動、感涙の傑作青春小説

京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマがオーディオブックでもお愉しみいただけます。

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担当編集者より

 大学時代を京都で過ごした万城目学さんが、『鴨川ホルモー』で颯爽とデビューしたのは2006年のこと。その後も、奈良が舞台の『鹿男あをによし』や、大阪で予想もつかぬ大事件の起こる『プリンセス・トヨトミ』など、独自の世界観と鮮烈な感性で我々読書人を驚かせ続けてきた万城目さんですが、意外にもホームグラウンドである京都を舞台にしたのは、ホルモー・シリーズ第2作『ホルモー六景』(2007年)が最後でした。
 その万城目さんが16年ぶりに京都に帰って来ます。収められた2篇はそれぞれ、女子高校生と男子大学生を主人公としたド直球の青春小説。まさに「ホルモー」シリーズの万城目学、再来!とも言えますが、「ホルモー」がデビュー当時に相応しい途轍もない勢いを感じさせる作品だとしたら、本書は瑞々しい感性はそのままに、しかしどこか成熟の匂いがします。
 京都で起こる奇跡のようなフシギな出来事が、読後、私たちの心の中にじんわりと優しく、同時になんとも切ない感情を呼び起こすのです。青春とは、あるいは人生とは、こうしたものかもしれない、そういう名状しがたい感動が心に拡がります。もしかすると、これまでのどの万城目作品にもなかった読後感かもしれません。
 鮮烈なデビューから17年。いまふたたび、万城目学に「再」入門してみてはいかがでしょうか。

著者

万城目 学

一九七六年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。二〇〇六年にボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。同作の他、『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『偉大なる、しゅららぼん』が次々と映像化されるなど、大きな話題に。その後、『パーマネント神喜劇』『ヒトコブラクダ層戦争』『あの子とQ』などの小説作品の他、『べらぼうくん』『万感のおもい』などエッセイ作品も多数発表。昨年刊行した、本書のシリーズ第一作『八月の御所グラウンド』で第一七〇回直木三十五賞を受賞している。

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