書名(カナ) | タスキガケノフタリ |
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ページ数 | 368ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2023年09月30日 |
ISBN | 978-4-16-391751-1 |
Cコード | 0093 |
第170回直木賞候補作として選考委員から激賞!
全編にわたるユーモアが、高く評価された女性たちの大河小説。
裕福な家に嫁いだ千代と、その家の女中頭の初衣。
「家」から、そして「普通」から逸れてもそれぞれの道を行く。
「千代。お前、山田の茂一郎君のとこへ行くんでいいね」
親が定めた縁談で、製缶工場を営む山田家に嫁ぐことになった十九歳の千代。
実家よりも裕福な山田家には女中が二人おり、若奥様という立場に。
夫とはいまひとつ上手く関係を築けない千代だったが、
元芸者の女中頭、初衣との間には、仲間のような師弟のような絆が芽生える。
やがて戦火によって離れ離れになった二人だったが、
不思議な縁で、ふたたび巡りあうことに……
幸田文、有吉佐和子の流れを汲む、女の生き方を描いた感動作!
再会 昭和二十四年(一九四九年)
嫁入 大正十五年(一九二六年)
噂話 昭和四年(一九二九年)
秘密 昭和七年(一九三二年)
身体 昭和八年(一九三三年)
戦禍 昭和十六年(一九四一年)
自立 昭和二十四年(一九四九年)
明日 昭和二十五年(一九五〇年)
1969年東京都生まれ。2016年「姉といもうと」で第96回オール讀物新人賞を受賞。19年、受賞作を収めた短編集『スナック墓場』(文庫化の際に『駐車場のねこ』に改題)刊行。アンソロジー『女ともだち』『猫はわかっている』(ともに文春文庫)にも作品が収録されている。23年、初の長編『襷がけの二人』を上梓。
激動の戦前戦後を生きたふたりの女性の家族のような友情を描いた「襷がけの二人」。オーディオブックにおいても多くの感動をよんでいます。
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