![誰も見たことのない田中麗奈が誕生<br />今を生きる女性たちのリアルをドラマに](https://b-bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/c/3/1500wm/img_c3489b1e75536528e8a46806576bddae167941.jpg)
- 2015.02.04
- 特集
誰も見たことのない田中麗奈が誕生
今を生きる女性たちのリアルをドラマに
文:新井 順子 (テレビドラマ・プロデューサー)
『三面記事小説』 (角田光代 著)
ジャンル :
#小説
映画づくりのスタッフが結集した現場
演出は映画監督の廣木隆一さんにお願いした。監督は現場で役者たちに、「芝居をするな」「その芝居でいいの?」とささやき、監督の納得がいく芝居ができるまで粘る。田中麗奈さんは「どう演じたらいいのか?」と不安を漏らした日もあったが、日々顔つきが変わっていくのが手に取るように分かった。廣木監督が耳元で何かささやくだけで、女優さんたちの芝居が驚くほど変わっていくのを見るのも、現場での楽しみだった。
![](/mwimgs/a/b/1000wm/img_abcf2a3f84c07cbbd685af7f1a8057ee60710.jpg)
ドラマ化が決まってまず相談したのが脚本家の水橋文美江さん。女性の心理を描かせるのが上手いと定評のある脚本家で、いつか一緒に仕事がしたいと願っていた一人だ。今回のシナリオの冒頭は、姉妹が固執する「家=愛の巣」を象徴する「燕の巣」のシーン。原作の世界観をみごとに表現するシナリオを書いていただいた。
水橋さんも廣木監督も、メインの4人の女優さんも、私にとって今回初めて一緒に仕事をさせていただく方々である。スタッフもこれまで組んだことがない、ふだんは映画をつくっている方々に集まっていただいた。角田さんの作品に取り組むために、私にとって新しい挑戦は必然であったと思う。
ドラマ「三面記事の女たち―愛の巣―」は2月20日(金)夜9時から、フジテレビ系全国ネットで放送します。
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