- 2019.12.13
- レポート
八咫烏シリーズ、キャラクター人気投票結果発表! 1位の票数に阿部さん「マジか……」#3
《阿部智里展 トーク&サイン会 対談全篇公開》
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#エンタメ・ミステリ
萩原 こういう人が編集してます。
阿部 キラーパス行きましたね。
加藤 文藝春秋の加藤です。阿部さんを執筆室に閉じ込めてます。
(場内笑い)
加藤 やはり阿部さんは追い詰めて追い詰めて、限界の所で素晴らしい物が生まれてくるのかなと思うので、これからも積極的に執筆室に閉じ込めてですね、そこから色んなものを絞り出していただきたいなと思います。
萩原 ありがとうございました。
(場内拍手)
砂原 HNK出版の砂原と言います。八咫烏シリーズではなく『発現』という小説を今年の一月に書いていただいた時の編集を担当しました。阿部さん、文春さんでは本当に執筆室に閉じこもって集中して書かれていらっしゃって、僕との仕事でも一時期そこをお借りしていました。阿部さんにとっては初めて八咫烏シリーズ以外のものを書くということで、ご本人も意気込みやプレッシャーと戦いながら最後の一滴まで才能を絞り出して書いて下さったと思います。阿部さんが仰ったように、ぎりぎりまで追い詰められた時のエネルギーの凄さを目の当たりにしました。その時、ある意味「負のエネルギー」といいますか、それもまた素晴らしく。正のエネルギー、負のエネルギー両方あって人間は色んな表現が描けると思うんです。僕は端からその様子を見ていて、やっぱり作家って凄い作業をされているんだなって感動した覚えがあります。
阿部 今気付いたんですけど、さっきの三つのモットーって原稿に合わせて考えたら激ヤバじゃないですか……。あ、カンヅメについてなんですが、加藤さんが主犯というわけじゃなくて、文藝春秋の中には何人か担当さんがいらっしゃるんですね。その方たちがスクラム組んでこっちを追い詰めてくるんですよ。皆さん、『ハウルの動く城』ってご覧になったことありますか? あれで光の人形たちが手を組んで、輪になって主人公たちを歌いながら追い詰めて行く悪夢みたいなシーンがあったと思うんですけど。心象風景、まさにあんな感じです。NHK出版さんで出させてもらった『発現』で苦しんでる時に「じゃあ、文春の執筆室使って下さい」って文春さんサイドから言っていただいたんですけど。完全に文春の編集者三人と「じゃあそれに乗っかって」みたいな感じになってる砂原さんが加わってカゴメカゴメみたいな感じになってました。
(場内笑い)
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