- 2019.12.13
- レポート
八咫烏シリーズ、キャラクター人気投票結果発表! 1位の票数に阿部さん「マジか……」#3
《阿部智里展 トーク&サイン会 対談全篇公開》
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#エンタメ・ミステリ
質問4 私は今日試験でこちらに来られないので代わりの者が来ています。質問です。ズバリ、阿部さんの成功の秘訣です。モットー、日々どのような気持ちで生きているのか知りたいです。ズバリ感が無いですね(笑)一番聞きたいのはモットーです。何か心に決めている柱的なものがあったら教えて下さい。私は「やりたいことはやってみる(取り敢えず)」です。応援してます。『空棺の烏』勁草院好きです。
阿部 先ず、モットー的なものは「屈辱は力になる」って思っています。作家って凄く良い仕事で、どんなに失敗しても悔しいことがあってもマイナスにはならないんですよ。苦しいこと、辛いことっていうのはむしろ飯の種になるので。さらに言うと「こなくそ、負けてなるものか」って気持ちを持つことによってそれが良い物になるかなって私は思っています。
あとこれは笑われるんでどうかなって思ってるんですけど。段階によってモットーが変わるものがありまして。
萩原 段階によって変わりますか。
阿部 先ず、「君子危うきに近寄らず」なんですよ。
萩原 何ですかそれは。
阿部 大事なことですよ。色んな意味を込めてます。
「君子危うきに近よらず」が第一段階で、第二段階が「三十六計逃げるにしかず」です。避けて避けて通れなかった危険がむこうから来た場合にはとりあえず逃げると。最後が「窮鼠猫を噛む」です。追い詰められて追い詰められてそこまでされて応えなかったら人間じゃないと思うので。追い詰められたら返り討ちにするぞ、という。
これはスタンスの問題ですが、私は全部に対して逃げろ逃げろと言ってるのではなくて、立ち向かうべき時と逃げるべき時があると思うんです。変に自分の立ち向かうべきところを見誤ると、ちょっとスタンスが崩れるというか、自分が立っていられなくなると思うので、取りあえず自分の身を守ることを優先して、逃げて逃げて。それでも立ち向かわなければならない時がきたら、毅然として立ち向かいたいなと言う気持ちを込めて、三段階のモットーを決めています。
萩原 分かりました。文春の加藤さんと、NHK出版の砂原さんがいらしてるのでちょっと聞いてみたいと思います。追い詰めているかどうかだけ。
(場内笑い)
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