F35は米国政府の「対外有償軍事援助(FMS=Foreign Military Sales)」に基づいて輸入する。FMSは米側が価格や納期を決め、米側に有利な取引だ。F35Aの価格は1機110億~180億円。空母に搭載するF35BもFMSを通じて購入する。価格はF35Aよりも高くなる可能性がある。1機120億円で計算しても105機で1兆2600億円の買い物となる。
2012年12月の第2次安倍政権発足後、政府は米国製兵器の導入を急拡大した。2017年にはトランプ政権が誕生し、米国からの兵器調達はさらに増大している。F35だけでなく、垂直離着陸が可能な輸送機オスプレイや地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」、など、一つで100億円から数千億円する兵器の導入を官邸や国家安全保障局(NSS)主導で次々と決める。それでもトランプ氏は満足せず、日本への圧力を強める。「バイ・アメリカン(アメリカ製品を買おう)!」。
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