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<対談>大島真寿美×川越宗一「先輩作家が直伝! 直木賞受賞直後のリアル」

<対談>大島真寿美×川越宗一「先輩作家が直伝! 直木賞受賞直後のリアル」

直木賞記念対談


ジャンル : #歴史・時代小説

川越 僕も取ると思っていないので、ユルユルな格好でお待ちしていたんです。受賞のお知らせを頂き、慌てて記者会見に行ったら、文春の方から「いくらなんでもカーディガンはないでしょ」と言われて。宣伝を担当している方にジャケットをお借りしました。うまい具合にサイズがピッタリでよかった(笑)。

大島 わたしよりひどいよね(笑)。

単独での質疑応答時は、文春社員から借りたジャケットを着用!(写真:深野未季)

川越 受賞した実感がまだないんです。本当に、どっきりカメラの手が込んできているような感じで。大島さんはいかがですか?

大島 いまでも実感はないです。お花はたくさんいただきましたよ。玄関にはみ出すくらい。

川越 花って、世話をしても枯れていくのを見ているしかないので、切ないものですね。

大島 あと、出身高校が興奮して学校に横断幕を張ってくれたんですよ。「大島真寿美 祝 直木賞受賞」みたいな。それを知り合いが写メで送ってくれるのが、なんとも恥ずかしいというか。川越さんは、どんな反響がありました?

川越 facebookで知らないおじさんからの友達申請が増えました。

大島 まったく見ず知らずの方から?

川越 はい。一回も会ったこともない方からです。いくらfacebookに便利な機能があるからといって、気軽に押すなよと、思わなくもない(笑)。ただ、昔お世話になった方から連絡をもらえたときは嬉しかったです。

大島 まわりの人が本当に喜んでくれるよね。私ももちろん嬉しいけど、まわりが喜んでくれるのを見て、私も嬉しくなっていく感じでしたね。

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単行本
妹背山婦女庭訓 魂結び
大島真寿美

定価:2,035円(税込)発売日:2019年03月11日

単行本
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定価:2,035円(税込)発売日:2019年08月28日

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