![<対談>大島真寿美×川越宗一「先輩作家が直伝! 直木賞受賞直後のリアル」](https://b-bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/8/d/1500wm/img_8d16d422d3bbdb419ffac0d56ea874df157950.jpg)
授賞式を過ぎればやがて楽に――
川越 来月(2月20日)が授賞式ですが、どのような準備をすればいいでしょうか?
大島 会場ではずっと立ちっぱなしで、お客さんに挨拶し続けるのよ。食事もできない。すごく疲れるから、体調を整えて行ってね。私の授賞式には人形遣いの桐竹勘十郎さんと吉田勘彌さんが来てくださって、会場にわざわざ文楽人形を持ち込んで、お客さんに人形を操っているところを見せてくれたの。それも、私は皆さんとの名刺交換で手が離せずに一度も見られなかった。
川越 スピーチはどうされましたか?
大島 メモを書いて壇上で読み上げました。人形遣いのお二人にもステージにあがっていただくなど、まわりの方に助けてもらいました。二次会になれば座れるし、少しは落ち着いて食べられるようになるからね。
川越 僕、二次会からでいいですか(笑)。
大島 授賞式過ぎると楽になります。あと1か月、頑張ってください。
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大島 川越さんは、お仕事もなさってますよね。どんな生活ペースなの?
川越 朝5時に起きて11時ごろまで原稿を書いて、午後1時~6時まで会社で仕事をしています。家に帰るのは8時ぐらいで、10時か11時には寝ます。
大島 これからも会社員は続けていくんですか?
川越 どうしましょうか。落ち着いてから考えようと思っています。
大島 受賞してから休めてないでしょ。
川越 そうですね。何もせず、「ただ、生きているだけでいい」という時間はないです。そういう小説を書いたのに(笑)。
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