幸福の科学には「足ることを知れ」という教義があります。「欲が過ぎると失敗するよ。分不相応な欲望を持ちすぎると、足を掬われますよ」という、真っ当な教えです。
私は、その教えを大川隆法自身に当てはめるべきだと思っています。欲が過ぎている部分があるからです。贅沢をしたいとか、総理大臣になりたいとか、神として全人類から崇め奉られたいとか、自己顕示欲が出すぎです。
私が教祖と教団に対して言いたいのは、世の中に迷惑をかけないように、身の丈に合わせて、粛々と活動されたらいいということです。
本書は、基本的に私が見聞きし、経験したことで成り立っています。私が生まれ育った環境のこと、家族のことについて詳述しています。
両親、妹弟たち、また教団内の人々、出来事については、幸福実現党という国政を目指す政党の母体である、幸福の科学という教団のこれまでのあり方、未来を語る上で、必要であると考えた部分に限って記述することを心掛けました。
この記事は『幸福の科学との訣別』(文藝春秋)「まえがき」を転載しています。
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