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第100回 オール讀物新人賞への道 応募者に知って欲しい「必読! 21のQ&A」

第100回 オール讀物新人賞への道 応募者に知って欲しい「必読! 21のQ&A」

文:オール讀物編集部

Q 応募するにあたり「読んでおいたほうがいい!」という作品はありますか。

実際に「オール讀物新人賞」を受賞され、単行本デビューされた方々の作品を読んでみることはとても大事だと思います。
主な受賞者は新人賞のHPに掲載されています。
近日中に、受賞者の体験談を無料公開いたしますので、
是非チェックしてみてください!

Q 選考の過程で、年齢は考慮されますか? 例えば、60代と10代だったら、10代の方が有利なのでしょうか。

あくまで作品次第です。エンタメ小説を書く時に、ある程度の社会経験、人生経験が必要なのは確かですし、どんな小説を読んできたか、どんな勉強をしてきたかにもおおいに拠るところがあります。ただ、応募原稿を読んでいて「本気でプロを目指しているのかどうか」は評価の基準になります。

石田衣良氏(97年受賞)

Q 2000通以上の応募がありますが、本当に全部読んでもらえるのでしょうか。

例年、下読みの時期になると編集部員は必死です。ただしある程度の枚数を読めば、原稿の出来不出来がわかってきます――ゆえに、
・中盤よりもまえに読者の興味をひく物語を書けているか (もちろん起承転結も考えて)
・読み手が心情を仮託できる人物造型をきちんと行えているか
・会話(心情描写)、地の文、描写のバランス
 は、非常に重要だということを意識して、原稿を書き進めてください。

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