本書には「わたしのかんがえたさいきょうの老後」として、友人たちと暮らすシェアハウスの構想が描かれている。

　私も友人たちと「老後は女子校老人ホームで暮らそう」と話していて、BL図書館やシアタールームや土俵がほしいなど、意見交換している。最近は「葬儀ではこのアニソンを流してほしい」「棺桶の蓋の裏に推しの絵を描いてほしい」「死装束はどのコスプレにする？」と終活トークにも花を咲かせている。

　人生百年時代、百年は生きすぎな気がするが、どうせなら最後までハッピーに生きたい。つづ井さんも「これからも幸せいっぱい元気よく生きてきます」と宣言しているが、これからも我々にその姿を見せてほしいし、老後の腐死鳥シェアハウスの日常も漫画にしてくれると嬉しい。
（腐死鳥／腐女子の最終形態。同義語は「腐ェニックス」）

　以上、ファンの一人として解説を書いたが、やはりつづ井さんの魅力は語り尽くせなかったな…と思いつつ、最後は「腐女子のつづ井さん、この漫画は世界遺産、描いてくれてありがとさん」と拙いラップで締めたいと思う。ピッピロピ～～♪