振り返ると、人生で一番健康的にご飯をもりもり食べていたのは、柔道部だった中学生時代でした。しかし柔道は48キロ級、52キロ級などと体重で階級が分かれる競技ですので、お腹はすくのにこれ以上体重は増やせない、という状況になることがよくありました。
そんな、ローカロリーなおやつが求められる中、母が作ってくれたのが牛乳寒天でした。
黒蜜の代わりに蜂蜜を(太るからちょっとだけ!)かけて食べると、蜂蜜ミルクのアイスを食べているようで、非常に食べごたえがあったのです。
そんな思い出もあり、東京で一人暮らしをしてしばらく経ったある日、コンビニでみかん入りの牛乳寒天を見つけ、つい購入してしまいました。久しぶりに食べた牛乳寒天は母の味とは全く違いましたが、それでも懐かしくて美味しくて、以降、例によって、行く先々で牛乳寒天を買いあさるようになりました。
先ほど申し上げたように、一度そのループにはまると私は中々抜け出せません。
あれこれ食べ比べ、どこのメーカーが甘いか、風味は良いか、柔らかいか、固いか、などと研究しているうちに「これ、自分で作ったほうが安上がりだし好みのものが作れるのでは……?」と気付いてしまいました。
はい。ここ数年、私のお気に入りのおやつは継続して手作りの牛乳寒天です。
ゼラチンを使っているので正確には「寒天」ではないのですが、理想の「牛乳寒天」を目指してあれこれ工夫しました。
手順的にはものすごく簡単ですし、慣れると5分で出来るのですが、なめらかな牛乳寒天を作るのにはちょっとしたコツがいります。
世の中には美味しいレシピが溢れているのでわざわざ私のレシピを試そうという奇特な方はいらっしゃらないかと思うのですが、せっかくですので「私の大好きな牛乳寒天の作り方」を書かせて頂きます。
-
『赤毛のアン論』松本侑子・著
ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。
応募期間 2024/11/20~2024/11/28 賞品 『赤毛のアン論』松本侑子・著 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。