思えば私が高校2年生の時、開校記念式典に文春の編集Iさんがいらっしゃって松本清張賞を教えて頂いた時から、文藝春秋にはお世話になりっぱなしです。その時から数えると、14年ものお付き合いになります。

　私は作家であり、文藝春秋は出版社なので、必ずフェアな関係でなければなりません。

　ただ、まだプロのプの字にもかからなかった高校生だった頃の私に目をかけて頂き、デビュー10周年になるまで見放さずにいて下さったことに、個人として心から御礼を申し上げたいです。文藝春秋の皆さん、本当にありがとうございます。これからも良い仕事になるよう努力しますので、引き続きよろしくお願いいたします。

　そして、文春の皆さんと一緒に作った本を読んで下さっている皆さま！

　これまでよりもっと良い本を作れるよう頑張りますので、どうか今後ともよろしくお願いいたします！

＜お知らせ＞

　11月12日（土）14時より、今年も新刊の“ネタバレOK”のイベントを開催いたします！

　※現在、配信チケット、アーカイブチケットのみご用意がございます。

　今回は新刊『烏の緑羽』、第2部の幕開けとなる『楽園の烏』の文庫との同時刊行を記念して、第2部から八咫烏シリーズの装画を手掛けて下さっているイラストレーターの名司生さんをゲストにお迎えします。

　詳しくは、こちらからご確認いただけます。

 

ネタバレOK！ 八咫烏シリーズ最新刊『烏の緑羽』刊行記念 阿部智里（小説家）×名司生（イラストレーター）トークイベント

 

阿部智里（あべ・ちさと）　1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞。17年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。デビュー作から続く著書「八咫烏シリーズ」は累計130万部を越える大ベストセラーに。松崎夏未氏が『烏に単は似合わない』をWEB＆アプリ「コミックDAYS」（講談社）ほかで漫画連載。19年『発現』（NHK出版）刊行。「八咫烏シリーズ」最新刊『追憶の烏』発売中。

【公式Twitter】　https://twitter.com/yatagarasu_abc