電子書籍

雲を紡ぐ

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2022年09月01日
ジャンルエンタメ・ミステリ
コード1679193200000000000P
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『雲を紡ぐ』(伊吹有喜)
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雲を紡ぐ

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発売日2022年09月01日
ジャンルエンタメ・ミステリ
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壊れかけた家族は、また一つになれるのか? 高校生直木賞受賞作!


壊れかけた家族は、もう一度、一つになれるのか?
第8回高校生直木賞(2021)受賞作!

羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布・ホームスパン」をめぐる親子三代の「心の糸」の物語。
いじめが原因で学校に行けなくなった高校2年生・美緒の唯一の心のよりどころは、祖父母がくれた赤いホームスパンのショール。
ところが、このショールをめぐって母と口論になり、美緒は岩手県盛岡市の祖父の元へ行ってしまう。
美緒は、祖父とともに働くことで、職人たちの思いの尊さを知る。
一方、美緒が不在となった東京では、父と母の間にも離婚話が持ち上がり……。

「時代の流れに古びていくのではなく、熟成し、育っていくホームスパン。
その様子が人の生き方や、家族が織りなす関係に重なり、『雲を紡ぐ』を書きました」と著者が語るように、読む人の心を優しく包んでくれる1冊。

文庫版特典として、スピンオフ短編「風切羽の色」(「いわてダ・ヴィンチ」掲載)を巻末に収録。

文庫解説・北上次郎

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著者

伊吹 有喜

1969年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、出版社勤務を経て、2008年『風待ちのひと』(応募時のタイトルは「夏の終わりのトラヴィアータ」でポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、デビュー。長篇二作目の『四十九日のレシピ』が累計35万部を突破するベストセラーになり、ドラマ化、映画化。14年の『ミッドナイト・バス』は山本周五郎賞と直木賞の候補作、原田泰造主演で映画化された。17年『彼方の友へ』が直木賞候補。20年『雲を紡ぐ』も直木賞候補となり、21年高校生直木賞を受賞。『犬がいた季節』は同年本屋大賞三位を獲得。22年『今はちょっと、ついてないだけ』が玉山鉄二主演で映画化。
他の著書に『なでし子物語』『カンパニー』など多数。

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