◆巻頭対談◆
・YOASOBI「音楽で紡ぐモノガタリ」
「小説を音楽にする」ユニットとして、言葉の可能性を切り拓く。異ジャンルを自由に飛び回るふたりが本音を語る
◆連載スタート◆
・島本理生「星のように離れて雨のように散った」
行方不明の父、未完の『銀河鉄道の夜』、書きかけの小説。三つの未完の物語の中に「私」は何を探すのか。人生の岐路に立った女子大学院生を通して描く魂の彷徨の物語
[新連載エッセイ]
自分がこんな小説を書くなんて数週間前まで考えもしなかった。失踪した父についての物語はいきなり始まった
・長浦京「アキレウスの背中」
シューズ革命に意識改革――まさに進化の只中にあるマラソン界のトップランナーに届いた脅迫状。犯人の狙いは何処に? ノンストップ・スポーツ・ミステリー、始動!
[新連載エッセイ]
警察嫌い、マラソン嫌いの私がなぜこの物語を書くのか。情報化社会が変える組織と人間、その葛藤に迫りたかった
◆ロングエッセイ◆
・凪良ゆう「覗き込んでみた、わたしの世界」
緊急事態宣言発令のその日、二〇二〇年本屋大賞は発表された。思えば私の人生は、ままならないことに満ちていた
◆対談◆
・住野よる×松本穂香「その『苦しみ』が未来をつくる」
学生時代の痛いエピソードから〝プレイヤー〟としての心構えまで。もがきながらも前に進む二人の青春対談
・村山太一(シェフ)×小川哲(作家)「別冊文藝春秋LIVE TALK vol.1[ダイジェスト]」
コロナ禍すら追い風に、問題山積の飲食業界を変えようとしている男がいる! サイゼリヤでバイトする〝異色の一つ星シェフ〟の成長戦略にSF作家・小川哲が迫る
◆短篇◆
・彩瀬まる「温まるロボット」
「東京にはもう、戻りたくない」妻の言葉にうろたえる僕
・寺地はるな「口笛」
姪の送迎に駆り出されるうちに、初音はその音を聞いた
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.8 取材・構成 瀧井朝世
・桜木紫乃「親の言うことを聞いてよかったことなんてないでしょう? 家族へのわだかまりを仕舞う、という思いで書きました」
著者に訊く
・武田綾乃 『どうぞ愛をお叫びください』
◆連載小説◆
・相場英雄「マンモスの抜け殻」
巨大団地で起きた殺人事件で、新たな不審人物が現れて
・伊東潤「夜叉の都」
頼家が人事不省に陥るなか、政子と義時は次の手を打つ
・澤村伊智「邪教の子」
友達を助けるための救出作戦。だが、思わぬ落とし穴が
・今村翔吾「海を破る者」
元日、当主としての大仕事を邪魔しようとする者が現れ
・真藤順丈 「ものがたりの賊(やから)」
ついに動き出した纐纈城主を翁の一党は止められるのか⁉
・澤田瞳子 「星落ちて、なお」
父・暁斎とうり二つの絵。その描き手はあの人しかいない
・夢枕獏 「ダライ・ラマの密使」
武器を持つ追っ手に、幻術で挑むことにしたホームズたち
◆エッセイ◆
[Iの告白]
くどうれいん「御毛」
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