本の話

読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア

キーワードで探す 閉じる
作家の羽休み――「第55回:八咫烏シリーズ短編『きらをきそう』について」

作家の羽休み――「第55回:八咫烏シリーズ短編『きらをきそう』について」

阿部 智里


ジャンル : #エンタメ・ミステリ

 先日、二人で江戸東京博物館を訪問しました。

 中央城下のイメージは江戸に影響を受けた部分が大きく、今後のためにもうちょっと解像度を上げておきたいなぁと思っていたのですが、江戸東京博物館が大規模な改修工事のために長期休館してしまうと聞き、その前に取材に行こうという話になったのです。

 江戸東京博物館、思っていた以上に規模が大きい上に展示も面白くて、はしゃぎながらあれこれ見学したり写真を撮ったりしていました。そんな中、絵草子屋の再現されたエリアにさしかかり、「山内にも絵草子屋はあるか?」という話になったのです。

 そこから「綺羅絵」「雲上絵」の設定が誕生し、「きらをきそう」に繋がっていきました。

 前回の「さわべりのきじん」に引き続き2回目ですね!

 いやあ、松崎先生、毎度のことながらすごく良い刺激をどんどこ与えて下さって本当にありがとうございます! 月並みな言い方になりますが、今後とも頑張って、お互いによい作品を生み出していきましょうね!


©阿部智里

阿部智里(あべ・ちさと) 1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞。17年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。デビュー作から続く著書「八咫烏シリーズ」は累計130万部を越える大ベストセラーに。松崎夏未氏が『烏に単は似合わない』をWEB&アプリ「コミックDAYS」(講談社)ほかで漫画連載。19年『発現』(NHK出版)刊行。「八咫烏シリーズ」最新刊『追憶の烏』発売中。

【公式Twitter】 https://twitter.com/yatagarasu_abc

オール讀物2022年6月号

 

文藝春秋

2022年5月20日 発売

この作品の特設サイトへ
この作品の特設サイトへ
文春文庫
猫はわかっている
村山由佳 有栖川有栖 阿部智里 長岡弘樹 カツセマサヒコ 嶋津輝 望月麻衣

定価:759円(税込)発売日:2021年10月06日

単行本
追憶の烏
阿部智里

定価:1,650円(税込)発売日:2021年08月23日

単行本
烏百花 白百合の章
阿部智里

定価:1,650円(税込)発売日:2021年04月26日

単行本
楽園の烏
阿部智里

定価:1,650円(税込)発売日:2020年09月03日

文春文庫
烏百花 蛍の章
阿部智里

定価:781円(税込)発売日:2020年09月02日

文春文庫
弥栄の烏
阿部智里

定価:825円(税込)発売日:2019年05月09日

文春文庫
玉依姫
阿部智里

定価:814円(税込)発売日:2018年05月10日

文春文庫
空棺の烏
阿部智里

定価:825円(税込)発売日:2017年06月08日

文春文庫
黄金の烏
阿部智里

定価:814円(税込)発売日:2016年06月10日

文春文庫
烏は主を選ばない
阿部智里

定価:814円(税込)発売日:2015年06月10日

文春文庫
烏に単は似合わない
阿部智里

定価:858円(税込)発売日:2014年06月10日

文春文庫
発現
阿部智里

定価:792円(税込)発売日:2021年08月03日

プレゼント
  • 『赤毛のアン論』松本侑子・著

    ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。

    応募期間 2024/11/20~2024/11/28
    賞品 『赤毛のアン論』松本侑子・著 5名様

    ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。

ページの先頭へ戻る