![作家の羽休み――「第45回:短編「さわべりのきじん」について」](https://b-bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/b/0/1500wm/img_b0aad69d732b66a850cefa5b34713dc5109022.jpg)
ハッピーホリデーズ!
いよいよ2021年も終わりに近づいておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょう?
こちらのコラムが掲載される2日前、2021年12月22日には、『オール讀物』が発売されているはずです。毎年、私は夏と冬に八咫烏シリーズの番外短編を寄稿しているのですが、今回も有難いことに、新しい短編を載せて頂いております。
題名は「さわべりのきじん」。それだけ聞くと何のこっちゃという感じですが、読んで頂けるとご納得頂けるかと思います。
![](/mwimgs/5/5/1000wm/img_55d585f50239fb8079fb97dd85f1be2f495223.jpg)
ちょっとだけネタバレしますと、まだ幼かった頃の澄尾が、放浪中の誰かさんと仲良くなる話です。この時代の彼らのエピソードについて、何度か「書かないの?」と質問を頂いていたのですが、私は書くつもりは全くありませんでした。と、言うのも、取り立てて語るようなことがなかったからです。これまでに出て来た情報から何となく彼らの間にあったことは想像がつきますし、読者さんがイメージ出来ることをわざわざ私が書く必要はないだろうと思っていました。
では、どうしていきなり心変わりをすることになったか?
話は3か月ほど前に遡ります。
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